赤星、細貝ら、懐かしい顔が埼スタに
赤星、細貝ら、懐かしい顔が埼スタに
6月23日(土)、埼玉スタジアムで行われたベガルタ仙台戦。この試合を多くの関係者が見守りましたが、その中には、懐かしい顔がありました。
2011年1月、ドイツに渡り、名門レバークーゼンへの加入が決まった細貝萌。そして、その隣には、2005年浦和に加入し、現在、来季1部リーグに昇格を決めたポーランドのポゴン・シチェシンに所属する、赤星貴文がいました。
赤星は生まれ育った静岡で『天才』と呼ばれ、次世代の主力として期待されましたが、出場機会はなく、J2に期限付き移籍。浦和に復帰したものの、2010年にJFLのツェーゲン金沢に移籍し、現役を続けました。
その後、赤星は何のツテもなく、身ひとつでヨーロッパに活躍の場を求めました。そして苦労の末、2011年、ようやく今のチームにたどり着いたのです。
久しぶりの埼スタに喜ぶ赤星は、「国に関係なく、サッカーをもっと楽しみたい。いつかは日本に戻ってプレーしたい。でも今はポーランドでやるのが楽しい」と、その充実ぶりが伺えます。
赤星がレッズに入団した2005年は、ちょうどチームが強くなっていく時期でした。クラブは将来を考え、多くのルーキーを獲得しました。赤星、細貝の2人をはじめ、ユース出身のエスクデロ・セルヒオ、湘南ベルマーレにいる中村祐也、ファジアーノ岡山にいる近藤徹志。また、わずか1年しか在籍しなかったものの、その後、FCポルトでレギュラーとなり、現在はブラジルのチームでプレーするサントスなど、みな現役を続けています。
スタジアムで赤星と再会したエスクデロは「同期なので、今でも仲は良い。みんな違う場所でやっているので、自分にとって刺激になる」と話しています。
プロになって7年。初々しい新人だった彼らも20代半ばとなり、すっかり中堅選手になりました。久しぶりに埼スタを訪れ、お互いに懐かしがる、こうした光景は本当に良いものです。
2012/06/26放送(佐藤)
FM NACK5で毎週月曜日〜木曜日6:00〜9:00放送中の『WARMING-UP MUSIC』のコーナーで、浦和レッズのちょっといい話をお届けしている「ハートビートレッズ」(8:26頃放送、提供「埼玉県三菱自動車販売店連合会」)今週放送した中から、厳選した1本をREDS PRESSにて掲載します。