梅崎司、最後まで走り負ないパワーを
梅崎司、最後まで走り負ないパワーを
6月23日は、埼玉スタジアムでリーグ首位のベガルタ仙台との一戦が行われます。公式戦のホームゲームはおよそ40日ぶり。久しぶりの埼玉スタジアムでの試合となります。
ご存知のとおり、浦和は前節、ガンバ大阪に勝ち、順位を3位にまであげています。この位置にいるのは数年ぶりのこと。普通ならば、選手は浮き足立ったり、逆にプレッシャーがかかってしまいますが、そういったムードは、いまのチームにはありません。とにかく、いまのサッカーを少しでも高めることに、選手の気持ちは集中しています。
20日の練習では、炎天下のなか、1時間半以上みっちりトレーニングを積みました。練習後、ベテランからルーキーまで、ヘトヘトになりながら、クラブハウスに戻ります。なぜ、ここまでハードなメニューを行うのか? その理由について、梅崎司は「練習では試合以上にハードな運動量、そして難しい状況のなか、プレーをしている。すると、自然と相手に走り負けしなくなる」こう話しています。
たしかにそうでしょう。ガンバ大阪戦での後半ロスタイムのゴールは最後まで走り負けなかったからこそ生まれたもの、そして、この試合で決勝点を決めた梅崎が「最後、一発分の力をためていた」と話すように、ここぞというシーンで振り絞れる気力と体力が選手たちに備わってきたことがわかります。
苦手ガンバ大阪に逆転勝ちし、首位決戦を迎える浦和。この試合を前に、ペトロヴィッチ監督は選手にこんなゲキを飛ばしています。「練習から気持ちを入れろ。自分たちのサッカーを信じろ。そして、我々は1位になるぞ」チームが好調でも、更にネジをしめています。
「良いサッカーを目指すには常にムチをいれないと」と話したペトロヴィッチ監督。21日、22日の練習を経て、いよいよ埼スタでの首位決戦をむかえます。
2012/06/21放送(佐藤)
FM NACK5で毎週月曜日〜木曜日6:00〜9:00放送中の『WARMING-UP MUSIC』のコーナーで、浦和レッズのちょっといい話をお届けしている「ハートビートレッズ」(8:26頃放送、提供「埼玉県三菱自動車販売店連合会」)今週放送した中から、厳選した1本をREDS PRESSにて掲載します。