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宇賀神友弥、ユーティリティープレイヤーへの道

宇賀神友弥ユーティリティープレイヤーへの道
6/11(月)、トップチームは明治大学とトレーニングマッチを行い、6対1と快勝しましたが、この試合、代表招集やコンディションを考慮したため、主力組にメンバーの入れ替えがありました。

最終ラインには阿部勇樹・永田充、平川忠亮が起用され、ダブルボランチは鈴木啓太と小島秀仁。ポポ、マルシオリシャルデス、原口元気の前線。そして、ミシャサッカーの肝となる両サイドには、左に梅崎司、そして右に宇賀神友弥が入りました。


ご存知のように宇賀神は、もともと左サイドの選手。今年になり、右サイドで起用されるようになりました。役割は大きく変わりませんが、左から右になることで景色が違って見えるため、慣れるにはどうしても時間がかかります。

そのなかで、宇賀神は左右どちらでもプレーできることをアピールしています。
明大戦では、ライバルであり、目標でもある平川忠亮を押しのけ、右サイドに入ったことは、大きな自信となりました。

宇賀神は「明大戦はプラスの経験になった。完ぺきじゃないけど、監督のサッカーが理解でき、それにどう動けばいいのか、迷わなくなった」と話します。

両サイドができるということは、選手にとっても、夏場を戦うチームにとっても、大きな武器になります。プレーの幅を広げ、チームに欠かせない戦力に成長する、これは平川忠亮も同じでした。

平川が入団して2年目の2003年。当時、オフト監督から突然、左サイドのコンバートを言い渡され、およそ1年かけて、右と同じようにクロスを上げられるようになりました。その後は左センターバック、ボランチでも起用されました。こうした多くのポジションを覚えたことで、平川は『息の長い選手』になれたのです。

この経緯を見ますと、平川と同じようなユーティリティープレイヤーの道を、宇賀神も歩もうとしているようにも見えます。ここ最近、立て続けにケガ人が出ているなか、今週末に行われるアウェイ・ガンバ大阪戦で、宇賀神の出番がまわってきそうです。
2012/06/12放送(佐藤)

FM NACK5で毎週月曜日〜木曜日6:00〜9:00放送中の『WARMING-UP MUSIC』のコーナーで、浦和レッズのちょっといい話をお届けしている「ハートビートレッズ」(8:26頃放送、提供「埼玉県三菱自動車販売店連合会」)今週放送した中から、厳選した1本をREDS PRESSにて掲載します。



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