2023シーズンから新加入する選手を特集。今回は、エル・ゴラッソでロアッソ熊本担当を務める井芹貴志記者に、高橋利樹のエピソードを紹介してもらった。
「1日でも早くピッチでプレーすることが、今までお世話になった方々への恩返しだと思うので、そのために日々練習を頑張っていきたい。チームが苦しい時に点を取れるような選手になりたいと思います」
2020年1月10日、ロアッソ熊本のホームである「えがお健康スタジアム」で行われた加入会見の席で、国士舘大から加わったFW?橋利樹は、プロ生活の1歩を踏み出すにあたっての決意をそう述べた。さらに自身の強みについて問われた際には、次のように答えている。
「見てほしいのは前線で体を張るプレーと、あとはヘディングは誰にも負けない自信があるので、そこは自信を持って戦いたい」
熊本には同じ年、岩手の谷口海斗(現・新潟)とYSCC横浜の浅川隼人(現・奈良クラブ)と、前年のJ3で結果を残した2人のFWが加入しているが、大卒ルーキーの?橋は開幕先発を勝ち取る。・・・・・・