今季、他クラブに期限付き移籍していた選手を特集。今回は、エル・ゴラッソ大宮担当の須賀大輔記者に、武田英寿選手の移籍後のエピソードを紹介してもらった。
大宮で過ごした22シーズンは、到底納得できる時間ではなかった。31試合0得点(先発は15試合)。仮にも、この内容と結果で満足されていたらそれは困る。浦和の目と鼻の先にある、隣街のクラブでプレーした昨季は武田英寿にとって苦しい時間であった。
高い技術とパンチ力のある左足に大きな期待をかけられながらオレンジのユニフォームに袖を通した武田。その出だしは悪くなかった。霜田正浩監督の下で開幕スタメンをつかむと、その後は出たり出なかったりを繰り返しながらも、第12節・群馬戦から第18節・琉球戦まで6試合連続で先発出場。定位置をつかみかけていた。
ところが、・・・・・・