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REDSPRESS EYES|新加入選手紹介:金子大毅|レッズプレス!!

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新加入選手紹介:金子大毅

2021年から浦和レッズに新加入する選手を特集。第1回は、サッカー新聞エル・ゴラッソの林口翼記者に、金子大毅選手を紹介してもらった。

同世代でトップの実力をもった実力。武器はボール奪取力


最大の武器はズバリ、ボール奪取能力だ。一度獲物を定めればガツッと食いつき、逃げ道を許さずにボールを刈り取る。そんな中盤の守備職人は今季もマルコス・ジュニオール(横浜FM)や江坂任(柏)といった、各クラブのキーマンともバチバチにやり合い、相手の肝を封じるタスクを全うした。湘南仕込みのハードワークも特長で、毎試合の走行距離は常時11km超え。今季は特に過酷だった夏場の連戦でも、実に19試合連続の先発フル出場を果たすなど、無尽蔵のエンジンを搭載する。また、今季は浮嶋敏監督の下、[3-5-2]のアンカーポジションを託されると、課題だった配球面でもグンと成長。攻守のリンクマンとして不可欠な存在となった22歳は、まさに湘南の心臓部として機能を果たした。

千葉県の名門・市立船橋高出身で、同期は杉岡大暉(鹿島)や原輝綺(鳥栖)。高卒後、すぐにプロの世界に飛び込んだ2人とは対照的に、金子は神奈川大に進学し、その後1年次のうちに湘南のオファーを受けると、大学を中退してJリーグの門戸を叩いたという苦労人だ。もっとも、高校時代から高い評価を受けていた若武者は、チョウ・キジェ監督の下で1年目から出場機会を獲得。その年にはルヴァンカップ初優勝にも大きく貢献し、クラブ初戴冠の歴史に名を刻んでいる。湘南で過ごした3年間は多くの若手と切磋琢磨を重ねてきた中で、特に同学年の齊藤未月とはいつも刺激を与え合ってきた。今オフにその齊藤の欧州移籍が決まると、「アイツがいなければここまで成長することはできなかった。別々のクラブになるのはすごく寂しい」と傷心したが、自身も来季から新たなステップを歩むことを決断した。

ピッチ内では負けん気の強さが全面に表れる一方、ピッチ外での性格は天然そのもの。「何を考えているのか分からない」と語るチームメイトもいるが、いずれにしても自分という軸をしっかりと持っている人間だ。そんな金子は、無限大の可能性を秘めている。リーグ戦終了後に行われたU-23日本代表の候補合宿に選出され、同世代の選手と汗を流した。早くからその才能を絶賛していた浮嶋監督は「この年代であればトップの実力をもった選手だと思っている」と太鼓判を押す。彼の能力を鑑みれば、来年に控えた東京五輪の出場はもはやノルマというところだろう。同じく湘南→浦和ルートを経て、現在は日の丸を背負う選手となった遠藤航(シュツットガルト)のように、世界に羽ばたくだけの才能は十分だ。初の移籍先となる浦和で、一回りも二回りも成長した金子の姿を見られることを楽しみにしている。

(エル・ゴラッソ湘南担当 林口翼)

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