今回は無観客のあと、はじめての有観客試合となった鹿島戦を観戦した浦和サポーターに、感想や今後への思いを聞きました。
7月12日(日)、ファン・サポーターが戻ったホーム埼玉スタジアム2〇〇2。『REDSPRESS EYES』では、実際に埼スタを訪れた方から観戦記を寄稿頂いている。
2月16日のルヴァンカップのベガルタ仙台戦以来、およそ5ヶ月ぶりとなる埼スタでの試合観戦。
検温や手指の消毒、通行区域の規制など、普段とは異なる方法で入場し、ペデストリアンデッキからコンコースを経てゲートをくぐった私を迎えてくれたのは、全座席を赤・白・黒の3色に装飾した「絶景」と呼ぶに相応しいビジュアルサポート。
それと同時に感じた芝生の匂いやスタジアム特有の空気を味わった瞬間、さまざまな感情が込み上げて、思わず涙を流しそうになるほどの感動を覚えました。
他のサポーターの皆さまからも、顔を覆うマスク越しにも伝わる嬉しそうな表情や、ウキウキと軽やかな足取りで歩く姿から、スタジアムで試合観戦できる喜びを実感している様子がうかがえました。
しかし、キックオフが近付けば、雰囲気は一転して「いつもの」戦闘モードに早変わり。入場する選手たちをオールスタンディングで迎え、有志により、各座席に貼られた【選手を走らせるのは ここにいる5000人】のスローガンを実践すべく、想いを込めた精一杯の拍手でサポートをしました。
最終的な公式入場者数は3,094人と、上限の5,000人には及ばなかったものの、実際の雰囲気はそれ以上のものであり、さらに埼スタへの来場が叶わなかった、すべての浦和サポーターによる想いも加わった" ONE HEART TOGETHER! "の後押しで掴み取った勝ち点3は、とても大きな価値のある勝ち点3であったと思います。
最後に、Jリーグの再開に向けてご尽力頂いたリーグ・クラブ関係者の皆様、試合運営に携わった警備・後援会スチュワードの皆様、ビジュアルサポートの装飾に協力された有志の方々、そして、「新しい生活様式」に従い、新型コロナウィルスの感染拡大防止に努めて、リーグ戦の再開に繋げて頂いたサポーターの皆様のおかげで、私を含む3,094人がスタジアムで選手の後押しをすることができました。この場をお借りして、厚く御礼を申し上げます。
愛する浦和レッズをスタジアムで応援できることがいかに素晴らしく、ありがたいものであるかを改めて実感させられた、今後の人生においても忘れられない試合となりました。
(埼スタより レッズプレス!!ネーム:ぷれすと)