今回は無観客のあと、はじめての有観客試合となった鹿島戦を観戦した浦和サポーターに、感想や今後への思いを聞きました。
7月12日(日)、ホーム埼玉スタジアム2〇〇2にファン・サポーターが戻った。『REDSPRESS EYES』では、実際に埼スタを訪れた方から観戦記を寄稿頂いた。
声も出せない。
チャントを歌うこともできない。
飛び跳ねることもできない。
そんなスタジアムに行く意味あるのかなあ、って当日までちょっと思っていました。
でも、埼スタが見えてきただけで涙があふれてきちゃって、いつのまにか駆け足になっていました。高揚感と安心感で、胸がいっぱいになりました。再開後の「ONE HEART MATCH」(リモートマッチ)で、驚きと感動と誇りをくれたビニールシートがソーシャルディスタンスを保って、少しずつ剥がされていて、そこが席になっていました。
ずっと観たかったのは、この景色。
緑の芝、埼スタの屋根で四角く切り取られた空、そして、赤いユニフォームを着て戦う選手たち。拍手だけのスタジアムもなかなか良かったです。ボールを蹴る音が聞こえ、選手の声やベンチの指示、大槻さんのシャウトにはしびれました。それと良いプレーに沸き起こる拍手にはサポーターの気持ちがこもっていました。
だから、指笛や椅子叩きは、とても残念でした。
試合を観ていたら「感謝」という言葉が突然胸に浮かびました。
当たり前のことが当たり前にできなくなってわかったこと。レッズがない人生なんてありえない。スタジアムがない人生も考えられない。
ありがとう、浦和レッズって。
(埼スタより レッズプレス!!ネーム:ヤザキケン)