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REDSPRESS EYES|山田暢久番記者エピソード「忘れられない、ヤマさんのあの表情」|レッズプレス!!

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山田暢久番記者エピソード「忘れられない、ヤマさんのあの表情」

多角的な視点で浦和レッズに迫るコラムコーナー「REDSPRESS EYES」。今回は有賀久子記者による「山田暢久番記者エピソード」となります。


背番号6を山田直輝が背負ってから半年が過ぎようとしているのに、いまだに「山田暢久さん」と記す時にはくすぐったい気持ちになる。今後、このようなコラムを書く機会はそう訪れないだろう。ここでは親しみを込め、初めて取材をした2000年からずっと呼ばせていただいている「ヤマさん」と記そう。

私は、短大在学中に浦和レッズの取材を始めた。今年で15年目。そう考えると、ヤマさんのキャリアの大半を記者として間近で見ていたことに気づく。飄々(ひょうひょう)という言葉は彼のためにあって、2000年代前半は、インタビューでマイクを向けると、ゆらゆらと体を動かしながら「う〜ん、どうですかねぇ」となかなか答えにたどり着かず、困ったことを覚えている。最後は必ず核心を突く言葉を口にするのだが、「答えを出すのに時間がかかる選手」というのが、新人時代の私の、ヤマさんに対する印象だ。

2004年、ギド・ブッフバルトさんが監督に就任し、キャプテンに指名された。個性あふれる選手のまとめ役をこなす。イベントでチームを代表して慣れないあいさつをする。勝っても負けても記者の質問を受ける。どれもこれも一生懸命にキャプテンとしての役目を果たしていたように私の目には映った。
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