ミシャサッカーの成熟が見えた時期もあった。だが、脆(もろ)さもはらんでいた。それが露呈したのが後半戦の戦いだ。ミハイロ・ペトロヴィッチ監督と歩む3シーズン目を前に、『レッズプレス!!』では、番記者たちに2013シーズンの戦いを象徴する1人の選手を挙げながら総括を依頼。6回にわたって、お届けする。
◆槙野智章 〜課された来季の宿題〜
背番号5、槙野智章―。
言わずと知れた浦和レッズのムードメーカーであり、チームに欠かすことのできない、不動の超攻撃型の左センターバックだ。
昨シーズンまではレンタル移籍であったが、今シーズンから、ドイツの古豪・1.FCケルンから完全移籍を果たした。
リーグ戦34試合(6得点)にフル出場、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)では6試合に出場し、ナビスコカップでは4試合に出場し、チームをけん引するとても大きな存在となっている。
「心情の中で、浦和でやると決めた時、タイトルを取らなければいけないと責任を感じてプレーした1年」と槙野は話した。
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