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REDSPRESS EYES|ロブソン・ポンテ、「英雄」と呼ぶにふさわしい男|レッズプレス!!
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ロブソン・ポンテ、「英雄」と呼ぶにふさわしい男
1992年のプロフットボールクラブ移行後、浦和には総勢45人の外国籍選手が在籍した。
各国の代表経験者、ワールドカップに出場した人、海外リーグで得点王を獲得した人、浦和では公式戦に一度も出られなかったが、母国に帰ってから代表になった人、優等生もいれば素行不良もいた。
卓越した技術やスピードで観客を魅了したのが、ウーベ・バインやエメルソン、ワシントンなら、飽くなき闘争心でプロフットボーラーの手本を示したのがギド・ブッフバルトやゼリコ・ペトロヴィッチのほか、僅か半年の在籍ながら伝説の男となったトミスラフ・マリッチあたりだろう。
そしてこの2つの特徴を備えていたのが、ブラジル人のロブソン・ポンテである。英雄と呼ぶにふさわしい浦和の外国籍選手は数人いるが、その一番手にポンテを挙げたい。
【動画】ロブソン・ポンテ特集
※動画は携帯電話(フィーチャーフォン)専用のサービスです
2005年7月、ストライカーのエメルソンがカタールのクラブに電撃移籍し、屈強なDFアルパイはプレースタイルがJリーグに合わないことから契約解除となった。攻守の中心選手が相次いでチームを去り、外国籍選手枠が2つ余った。
7月15日、浦和はドイツ1部リーグの強豪レバークーゼンからMFポンテを獲得したと発表し、この5日後には現在長谷部誠が所属するドイツ1部リーグのウォルフスブルクから、FWマリッチが加入するとアナウンスした。
2人は2シーズン、ウォルフスブルクのチームメイトで、ドイツ1部リーグ10位だった01−02シーズンは、司令塔のポンテが8点、マリッチが12点、8位の翌シーズンはポンテが5点、マリッチが12点を挙げていた。
ポンテの人柄の良さはすぐに理解できた。
マリッチは7月12日に初来日したのだが、まだ加入が決まっていたわけではなく、入団テストのためにやって来た。初日の練習後、話を聞こうとしても言葉が通じなかった。当時のブラジル人通訳はポルトガル語と英語、日本語が達者だったが、クロアチア国籍のマリッチは母国語とドイツ語しか話せない。
困り果てていたところにランニングを終えたポンテが現れ、助け舟を出してくれたのだ。
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