back

試合レポート|2020プレナスなでしこリーグ1部第2節・アルビレックス新潟レディース戦=レポート|レッズプレス!!

top
2020プレナスなでしこリーグ1部第2節・アルビレックス新潟レディース戦=レポート

3ー2、敵地新潟で逆転勝利

7月25日(土)、リモートマッチとなる2020プレナスなでしこリーグ1部の第2節・アルビレックス新潟レディース戦がアウェイ・新潟市陸上競技場で18時から行われた。

前節からの先発変更は、開幕戦で1ゴールを奪い、74分に負傷交代したDF清家貴子のみ。同位置には、高橋はなが起用された。新潟は、レッズレディースOGであるGK平尾知佳、DF北川ひかるが先発出場。

4分、ゴール前の混戦をクリアしきれず、新潟FW児野楓香に押し込まれ、先制点を奪われた。序盤だけに、攻撃を重ねてリズムを変えたいところ。だが、新潟は運動量で浦和の中盤を封じ、浦和は開幕戦ほど両サイドバックを生かしたダイナミックな攻撃を見せられない。

一方の新潟は、マイボールにすると、サイドバックの裏を狙い、何度か簡単にクロスを上げられた。フリーでシュートを打たれる場面では肝を冷やしたが、これはGK池田咲紀子のファインセーブで難を逃れた。だが、直後の11分、スローインからペナルティエリア内の進入を許し、ラストパスはグラウンダーのパスで逆サイドに振られ、再び失点。

中盤の運動量を増やし、前半で少なくとも1点返して、後半に望みを繋ぎたいところ。その前に、浦和は飲水タイムを利用して動きが整理できたようだ。リスタートから、次第に浦和がボールを握れるようになり、新潟陣内でのプレーが増えた。そして28分、左CKから好機が生まれた。菅澤優衣香が一旦、ニアに入りこんでから、中央のスペースに巧みに位置取りを変え、マークを外すと、ヘディングシュート。阻まれたが、こぼれたところをもう1度押し込み、1点を返した。前半は1ー2で終了。

ハーフタイムに森栄次監督は猶本光を下げて塩越柚歩を、上野紗稀を下げて安藤梢を同時投入。塩越の縦への仕掛けや、気の利いたプレーに定評のある佐々木繭がボールに関与する機会が増え、浦和が押し気味で試合を進める。試合が動いたのは64分、左から水谷有希が長いボールをゴール前に入れると、高い打点で菅澤が合わせた。そのこぼれ球を自身で押し込み、同点へ。83分には、左サイドの深い位置でボールをキープした塩越が、ボールを保持したまま、DF2枚の間を抜き、最後は、右足で思いきりよく巻き気味のシュートを放って、待望の逆転弾を決めた。

難しい試合展開になったが、交代選手が期待通りの個性と結果を出して、逆転に成功。3ー2。開幕戦に続く、勝利となった。課題は、劣勢の時間帯に失点をせずに我慢するか。開幕戦同様、完全に崩されたとは言い難い、もったいない失点を重ねてしまった。
次節は、いよいよ有観客となり、ホーム浦和駒場スタジアムの開幕戦を迎える。対戦相手は、プレナスなでしこリーグ女王の日テレ・東京ヴェルディベレーザだ。少しのスキも許されず、簡単にチャンスも与えてもらえないだろう。ただ今回、苦しい試合をひっくり返した事実を自信に変えて、勝利にむかってチャレンジしてもらいたい。

浦和レッズメンバー表
GK:池田咲紀子
DF:高橋はな 長船加奈 南萌華 上野紗稀(※46分/→安藤梢)
MF:栗島朱里(88分/→長嶋玲奈) 柴田華絵 水谷有希 猶本光(※46分/→塩越柚歩) 佐々木繭
FW:菅澤優衣香(87分/→遠藤優)

得点者
28分・64分/菅澤優衣香
83分/塩越柚歩

(有賀久子)

 ・・・・・・

ログイン・会員登録はコチラから
すべての記事をご覧いただくには、会員登録が必要です。
※既に会員登録済みの場合、ログインを行うことで閲覧可能となります。



レッズレディースTOPへ


(c)REDS PRESS