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試合レポート|2019プレナスなでしこリーグ1部第12節・マイナビベガルタ仙台レディース戦=試合展開、コメント|レッズプレス!!

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2019プレナスなでしこリーグ1部第12節・マイナビベガルタ仙台レディース戦=試合展開、コメント

切り替えを速めた

15日(日)、浦和駒場スタジアムで2019プレナスなでしこリーグ第12節・マイナビベガルタ仙台レディース戦が行われ、2−0で浦和レッズレディースが勝利し、3連勝を飾った。
 
仙台は前線の2トップ目掛けてロングボールを蹴り込んでくる。相手のパワーに押されてセカンドボールも仙台が拾い上げていた。

その中、浦和のチャンスは22分。清家のクロスから菅澤がダイレクトボレーで狙うがGKの真正面となった。その2分後、安藤から清家につながりクロスが上がると、佐々木が飛び込み先制点を得る。

「キレイな形ではなかったが、入って良かった」(佐々木)

ここからリズムをつかむとボールをしっかりと回収し、シュートにまで結びつけ、浦和が好機を作り出していく。

前半を1−0で折り返した浦和。47分にはサイドにパスを通されてシュートを打たれたがクロスバーを直撃。その直後、一撃必殺のカウンターを繰り出す。清家がロングパスを菅澤に送ると、見事なループシュートを決めた。

「相手が前がかりだったこともあり、うまく拾って、GKも前に出ていたのでしっかりと決め切ることができたと思う」(菅澤)

ピンチの後にはチャンスあり、とはこのことだった。

そして60分には安藤のクロスに水谷がジャンピングボレーで迫るも、わずかに捉え切れず。

すると仙台は途中加入した外国籍選手2人を投入して前線に力を集める。

間延びしたことでオープンな展開となるが、ここが踏ん張りどころと浦和は高い集中力を見せ、切り替えを速めることで対抗。失点ゼロを成し遂げ、次戦の日テレ戦に向けてはずみをつける格好となった。

日時/9月15日(日)17時キックオフ
会場/浦和駒場スタジアム
試合終了/2対0
観客数/1579人
主審/萩尾麻衣子、
副審/田嶌うらら、長谷川豊
第4の審判員/吉田鉄之介

浦和レッズレディース
監督/森栄次

先発
GK:池田咲紀子
DF:清家貴子、長船加奈、南萌華、佐々木繭
MF:栗島朱里(→90+1分:遠藤優)、柴田華絵、水谷有希(→65分:長嶋玲奈)、安藤梢、吉良知夏(→HT高橋はな)
FW:菅澤優衣香

サブ
GK:松本真未子
DF:高橋はな、長嶋玲奈
MF:遠藤優、塩越柚歩、柳澤紗希
FW:大熊良奈

得点
24分:佐々木(浦和)
47分:菅澤(浦和)

≪森栄次監督≫
前半を1−0で折り返し、中盤の左サイドを活性化させたいと思い、吉良を代えて高橋を入れた。全体的な流れは良かった。

(プランは?)相手をしっかりと見ながらやろうと。右では清家が行っていたし、左も高橋が行ったので真ん中が空いた。危ない場面もあったが、攻撃的にいくことを選手が意図的にやってくれた。

(3連勝だが?)モチベーションが高い。切り替えの速さが要因。

(次は日テレと対戦するが?)この勢いを持っていきたい。日テレに立ち向かいたい。

≪南萌華≫
後期がスタートして3連勝。良い流れだと思う。守備が安定したことで失点が減っているのが理由だと感じる。

(相手のロングボールに対して)監督からどんと構えろと言われていた。悪い流れのときに失点をしていないので、全体としてできている。

(外国籍選手が入ってきたが?)イヤな時間帯に入ってきたが、ボランチを含めて防げていた。

≪高橋はな≫
結果として無失点で勝てたことは調子の良さが表れている。守備面は後期のスタートから見直しているので、いま出せていると思う。

(途中出場で攻撃を活性化させていたが?)そこは求められている部分で、チームが苦しいときに自分がどれだけ走れるか。少しでも攻撃に行けたのは良かった。ミスも多いので試合の流れを変えられる選手になりたい。

(68分のシュートを決めたかった?)絶対くると思っていたので、決めなければいけなかった。

(仙台が外国籍選手を投入してきたが?)後半、もう一度締めることを意識して、相手の勢いにやられないようにチームで共有した。切り替え、守備の強度を突き詰めていることが表れている。

≪佐々木繭≫
無失点で終え、2得点で勝てて良かった。

(得点場面について)貴子は脚力があるので、良いボールを上げてくれると思っていた。キレイな形ではなかったが入って良かった。

(後半の出来について)サイドでボールを保持して時間を作る場面を増やしたかった。セカンドを拾えなくなると相手の攻撃を受けてしまうことが課題。

(日テレ戦に向けて)優勝を目指すためには落とせない3試合だった。次に向けて良い準備ができている。何がなんでも頑張りたい。

≪長船加奈≫
前半から自分たちの時間が多く、カウンターも受けたが、失点しないことを意識していた。後半は追加点も取れ、良い流れで勝てた試合だった。

(相手チームに去年まで所属していた白木選手がいたが?)足も速くポストがうまくなった。良いライバルとして持たせないようにと臨んだ。

(通算200試合出場となったが?)ここまで11年かかった。いろいろな試合があったが、この記録は自信にもなるし、うれしいの一言。

(日テレ戦に向けて)日テレに勝てていない状況で、優勝を目指すのであれば勝たないといけない相手。今度こそ勝つ。全力で挑みたいと思う。

≪菅澤優衣香≫
無失点で終われたこと、勝って終われたことが良かった。前半のうちにもう1点は欲しかったので、そこは反省点。

(ゴールの場面は?)相手が前がかりだったこともあり、うまく拾って、GKも前に出ていたのでしっかりと決め切ることができたと思う。

(3試合連続弾について)FWは点を取ることが仕事。チームを助けることができていると感じる。

(日テレ戦に向けて)難しい試合になる。前半をゼロで抑えて、シュートチャンスを決め切ることで勝機は見えると思うので、チームで勝点3を目指したい。

(募金活動をしていたが?)千葉県出身でジェフにもお世話になった。千葉県が被災して大変な状況で、自分にできることは募金活動だと思った。チームに問いかけて取り上げてもらった。

(石田達也)

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