浦和L今季初黒星。ホーム・千葉に0−1で敗れる
公式戦5戦負けなしの浦和レッズレディースは浦和駒場スタジアムでプレナスなでしこリーグ第3節、ジェフ千葉レディースと対戦。アジアカップで優勝したなでしこジャパンに招集されたGK池田咲紀子、MF猶本光、FW菅澤優衣香ら3選手が千葉戦のスタメンに名を連ねた。
試合は0−0で迎えた67分、千葉・コーナーキックの場面で混戦からMF深澤里沙に決められ、失点。その直後、吉良から清家貴子。72分にはDF登録ながらFW起用の高橋はなを。75分には木崎から北川ひかるを投入。千葉に圧力をかけた。
浦和は試合終了10秒前、ゴール前に左サイドからのクロスがバー直撃。折り返しを安藤梢が詰めたが、相手GKに当たり、ゴールならず。
試合は0−1で浦和敗戦。リーグ3連勝ならず、今季初黒星となった。
≪浦和レッズレディース≫
GK池田咲紀子
DF栗島朱里・長船加奈・高畑志帆・木崎あおい
MF柴田華絵・猶本光・佐々木繭・吉良知夏
FW菅澤優衣香・安藤梢
(得点)
なし
(交代)
67分 吉良知夏→清家貴子
72分 菅澤優衣香→高橋はな
75分 木崎あおい→北川ひかる
≪石原孝尚監督≫
負けたことは残念。代表選手が合流するなかで選手がやろうという意欲は感じられた。
ハードワークして、まずは守備から入るチーム。それをどうにか崩すのがきょうの課題。前半、バランスが良くなったが、後半、風下に入ってチャンスを作れていた。
積極的に狙っていたが、得点できないなか、失点してしまった。パワーのある選手を入れて、押し切りたかった。
負けはしたが、糧になったゲーム。負けずにできれば一番、良かった。連戦なので切り替えてやりたい。
(終了間際、安藤選手の決定的なチャンスはありましたが)その前にもチャンス(後半3分、栗島のクロスを受けてのシュート)はあったがそういうのもサッカーだと思う。
(前半、バランスが悪かったと言われたが?)いるべきところに人がいなかったり、ボランチからトップまでの縦の距離感が多かった。代表選手が戻ってきて、意図の部分でかみ合わなかった。
≪柴田華絵≫
代表組が帰ってきて、人が変わって、1週間でなかなかうまくかみ合わなかったのは少しある。
きょうはあまりいい形は作れなかった。自分たちが思っているほど、ボールを動かせなかった。負けて当然というか・・・点を取れなかったという試合だった。
≪栗島朱里≫
風は吹いていたが、しっかりつないでいこうと話した。失点シーンは前節の千葉戦と同じような形。同じような失点なのでその点は反省したい。無くさないといけない失点。千葉は(浦和にとっては)事故を起こさせるような失点を狙っていたと思う。その対策を練って、対応しなければいけない。
前節は先制されて、追いつくような展開。自分たちはいま、しっかり繋いで、ボランチを経由して、前に行こうという取り組みをしている。そう意識するなかで、結果出なくて悔しい。前節、戦った千葉に対して、むこうも準備してくるだろうが、それ以上に上回らないと。もう少し、みんなで同じ絵を描いて、戦いたい。連勝して、緩みが出ていたわけではないが、ここで締めなおして、立て直せば、また勝てる。
≪菅澤優衣香≫
流れで失点したわけではなかった。ひとつのセットプレーで失点してしまったのはもったいなかった。自分たちにシュートチャンスがありながら、決めきれなかった。そのことがいまの課題。前半から主導権を握って、試合の流れを見ながら、チームで修正できればよかった。大きく前に蹴って、裏に走る単調な攻撃が多かった。中盤をうまく使いながら、高い位置でボールを動かせたら、相手もイヤだったはず。
≪高橋はな≫
負けていたので、チームに流れをつけたかった。(DF登録でFWでの出場となりましたが)ユースのときはもともとFWで高2、高3のときにセンターバックをやるようになった。DF登録で昇格したが、ふたたびFWとしてプレーするようになった。練習でも前のポジションを任せられる。
≪安藤梢≫
今季、初めて負けて残念。課題にしっかり向き合って、修正したい。後半、失点する前にもチャンスはあった。チャンスで決めきったら、流れは変わったはず。
(試合終了間近に決定機があったが)こぼれてきそうな感じがしたので詰めていた。決めていたら、引き分けで終わっていた。
≪猶本光≫
代表から戻ってきた試合で負けてしまったのは残念。帰ってきて、チームは新しいことにトライしている。最初からうまくいくわけではない。きょう、うまくいかなかったことを前向きに話し合って、もっと良いチームにしたい。
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