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試合レポート|2017プレナスなでしこリーグカップ1部Bグループ第10節・伊賀フットボールクラブくノ一戦=試合ダイジェスト&コメント|レッズプレス!!

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2017プレナスなでしこリーグカップ1部Bグループ第10節・伊賀フットボールクラブくノ一戦=試合ダイジェスト&コメント

代表組不在のなか、1−1のドロー

7月30日(日)、浦和駒場スアジアムで2017プレナスなでしこリーグカップ1部Bグループ第10節・伊賀フットボールクラブくノ一戦が行われ、浦和レッズレディースは1対1のドローで試合を終えた。

「ミスもあったが、替わった選手が積極的にやってくれた。前半はコントロールできず、後半に改善することができた」と石原孝尚監督は振り返った。

レッズレディースは、アメリカ遠征の日本女子代表メンバーに菅澤優依香、猶本光、北川ひかる、池田咲紀子が選出されて不在となっていたこともあり、チーム力が試された一戦だった。

5分、自陣でボールを奪われて相手コーナーキックのチャンスとなったが、これを冷静に跳ね返す。中盤でこぼれ球を拾われてシュートまで持ち込まれたが、GK平尾知佳がしっかりと胸に収めた。

レッズレディースは、左から右、右から左とサイドチェンジをして相手を揺さぶる。11分、セットプレーで高畑志帆が頭で合わせたが相手のブロックに遭う。

試合が動いたのは14分だった。自陣右サイドの深い位置でフリーキックを与えると佐藤楓に頭で押し込まれてしまった。縦への速い展開で押され続ける。21分、伊賀のフリーキックはクロスバーをたたいた。

中盤でこぼれ球を拾うシーンが増えると、28分には反撃を試みた吉良知夏が積極的にシュートを放つ。さらに塩越柚歩も続いた。

自陣でのパスミスからカウンターを受ける場面も増えていたが、ここで指揮官は動く。伊賀に突かれていた右サイドにテコ入れ。39分、三谷沙也加に代え長嶋玲奈を入れる。

それでも、流れを引き寄せることができずに終えた前半。パスミスの改善を含めて、勝つためにしっかりと修正できるかが後半の焦点となった。

レッズレディースは前線の選手がクサビのパスの受け手となり、大きな展開から相手の裏にボールを送る。

58分には安藤梢が相手GKと1対1の場面を作ったが惜しくも決められず。ここで長嶋洸に代えて南萌華を投入。続いて67分には相手選手と接触し倒れた平尾に代わり、松本真未子がピッチに立つ。

足の速いFWを前線に残してカウンターを仕掛ける伊賀の攻撃を守備陣が止め、攻撃陣に得点を託す。

そして73分、長野風花から水谷有希にスイッチ。79分には吉良に代え清家貴子を入れ反撃体制を整えたが、パスミスを起点に相手のミドルシュートやロングシュートを受けた。

DF4−MF4のブロックを崩せず、最後まで相手ゴールをこじ開けられないまま試合終了を迎えると思われたが、セットプレーの崩れからロングカウンターを発動。90+5分、敵陣でボールを拾うとサイドを走る清家がクロスを上げ、高畑が約70メートル近くを走りゴールを奪った。

「前半が情けない内容だった。負けたくない思いが強く、その気持ちがゴールになったと思う。いいボールを上げてくれたので信じて走って良かった」(高畑)。

チームは予選リーグを2位(4勝4分)でフィニッシュ。決勝トーナメントは8月5日(土)午後4時から栃木グリーンスタジアムで日テレ・ベレーザと対戦する予定だ。


2017プレナスなでしこリーグカップ1部Bグループ 第10節 伊賀フットボールクラブくノ一戦
日時/7月30日(土) 17:00キックオフ
会場/浦和駒場スタジアム(埼玉県)
試合終了/1対1 (前半0対1)引き分け
観客数/1,317人
主審/赤阪 修
副審/千葉 恵美、福島 秀人
第4の審判員/吉田 瑞希

浦和レッズ
監督/石原孝尚

≪先発メンバー≫
GK:平尾知佳(67分→松本真未子)
DF:三谷沙也加(39分→長嶋玲奈)・長嶋洸(59分→南萌華)・高畑志帆・木崎あおい
MF:柴田華絵・筏井りさ・長野風花(73分→水谷有希)・塩越柚歩
FW:吉良知夏(79分→清家貴子)・安藤梢

≪SUB》
DF:遠藤優
FW:白木星

□得点□
14分 佐藤楓(伊賀)
90+5分 高畑志帆(浦和)

《石原孝尚監督》
代表組が不在でチャレンジをした試合だった。ミスもあったが、替わった選手が積極的にやってくれた。前半はコントロールできず、後半に改善することができた。ケガ人もいるなか、こうしたゲームができるのは選手が練習からやってくれているから。まだまだ上を目指したい。優勝のためにやっているので準決勝でも勝ち切り、次につなげたい。カウンターをもらったが、体を張ったこと、センターバックの高畑が上がったこと、交代選手が頑張ってくれたことが良かった。

《塩越柚歩》
自分たちのミスで相手の流れを作ってしまった。先に失点をして苦しい展開となり、点を取りたかったが、バランスを意識した。後半は交代選手が頑張ってくれた。相手の作りを攻略できた。ここから気を引き締めていきたい。タイトルを狙っているので勝って勢いに乗りたかったが、ここから課題、そして成果の部分を確認して気を引き締めてタイトルを目指したい。

《清家貴子》
ようやくひと仕事できた(笑)。(水谷)有希がパスを出してくれて、あそこにくると信じて裏に走った。打つか、クロスか迷ったが、スペースもあったので仕掛けて合わせるボールを入れた。でも「志帆さん!」とびっくりした(笑)。個人としても流れを変えるために前に出ることを意識してプレーをした。

《松本真未子》
ゲーム展開が負けていたのでチームの雰囲気が良くなるように、自分が起点になることをしようと思った。ゴールキーパーとしては失点をしないことが大事、ハッキリしたプレーで流れを引き寄せようと思った。(後半のセーブは)キャッチできればよかった。ディフェンスラインが変わっても心配はない。コントロールと攻守の切り替えをやることは強く意識できた。

《安藤梢》
立ち上がりが悪くエンジンがかからなかった。お客さんに申し訳ない内容だった。ハーフタイムに後半に向けての修正をし、気を引き締めた。苦しい時にハッキリとするプレーができたことは良かった。チームとして、自分が加入してから負けていない。苦しくても負けていない試合ができている。勝ち切る試合を増やしていきたい。きょうの反省を生かし、いい準備をしたい。

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