AFC女子アジアカップインド2022の初戦となるミャンマー女子代表戦を5−0で大勝した日本女子代表は、あす24日(月)、グループステージ第2戦・ベトナム女子代表と対戦する。
この日、オンライン会見に登場したGK池田咲紀子は「チームのみんなも前向きで良い雰囲気。前向きな気持ちをもって自分も取り組めている」と口にした。
ミャンマー女子代表戦ではベンチスタートとなったが、いつ試合に出てもいい準備をきっちりと整えている。
「グラウンドでは持っている力を100%出すために取り組んでいる」と力を込めた。
また、ライバルであり、良きチームメイトであるGK山下杏也加のプレーについては「ボールに触る機会が少なかったが、集中していたので失点ゼロにつながった。キーパーがチームを勝たせられるよう山下選手は意識していたと思う」と賛辞を送る。
アジアの戦いは難しい。どの相手も打倒日本を考え、スキを見せれば足元をすくわれてしまう。アジア大会の常連でもあるベトナム女子代表も格下ではあるが、日本女子代表が油断をすれば落とし穴が待っている。
特に自分たちが長くボールを保持し、攻め続けた後のピンチには注意しなければならない。
「ピンチが来ると思って試合に臨んでいる。自分の役割を全うし集中するだけ」(池田)。
コロナ禍であり、相手国の情報も限られている。池田は「いつもと違うテンポ、そしてセットプレーなど予測しづらいので、予測の質、準備の質を上げたい」と話した。
池田太監督が就任してから、チームとして“奪いに行く”こと、“アグレッシブ”なプレーが選手には求められるが、ゴールキーパの役割はどう変化したのだろうか。
池田は次のように言う。
「ゴールを守るために確実にビルドアップをする。ゴール守るために前線からプレッシャーをかけた後、背後をディフェンスラインとGKが埋める。それをブレずに整理しながら、チャレンジするところとステイするところを求められている」
アジアの頂点とワールドカップ出場権獲得の戦いは始まったばかりだ。
池田は、最高の笑顔で締めくくることに心を集中させている。
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