日本女子代表(なでしこジャパン)はEグループ第3戦でチリ女子代表と対戦。
《スタメン》
GK山下杏也加
DF清水梨紗・宝田沙織・熊谷紗希・北村菜々美
MF杉田妃和・三浦成美・長谷川唯・林穂之香
FW菅澤優衣香・岩渕真奈
三菱重工浦和レッズレディースからはFW菅澤が先発。GK池田咲紀子はベンチスタート。DF南萌華、MF塩越柚歩はベンチ外となった。
開始10秒、FW岩渕のファーストシュートで始まった前半。
17分、MF杉田がミドルシュート。
21分、スルーパスから抜け出した岩渕がシュート、36分、長谷川のミドルシュート、42分、右サイドMF長谷川のサイドチェンジからMF岩渕がクロスなど、攻めてはいるものの、守備での出足の速いチリになかなか最後まで崩せず、ネットを揺らすことができなかった。あとひと押し、もうひと押しが足りない日本は0−0で折り返した。
ハーフタイム、FW菅澤に代わってFW田中美南が投入。そのFW田中、2本続けにコーナーキックでシュート、5分に、相手GKのパスミスを拾ったMF長谷川のパスを受け、FW田中、8分にFW岩渕、14分には中央FW岩渕→左サイド、代わったばかりのMF遠藤がシュートとゴールに迫った。
しかし、前半同様、ゴール中央に人数をかけるチリを崩せず。良いシーンは見せる日本だが、得点のニオイはなかった。
そのなか、試合が活発になったのは24分。
ペナルティエリア内でこぼれ球を拾われ、最後はMFララがヘディングシュート。
クラスバーをたたき、真下にいったボールはゴールラインを割っておらず、日本あわやの失点を巻逃れた。
その直後、日本がカウンター。左サイドMF遠藤→MF岩渕のクロスに途中出場のMF木下がシュート。
点が欲しい日本は攻めに攻める。28分、右サイドMF木下の横パスにFW田中。30分、ゴール中央、縦のワンツーからFW田中→FW岩渕→FW田中
そして32分、MF杉田の縦パスをペナルティエリア内で受けたFW岩渕がボールキープ。そこから相手に当たったボールが走りこんだFW田中が振り抜いて待望の先制点。第1戦のPK失敗を先制点で返した。
40分には途中出場のMF中島のバー直撃のシュート。41分にはドリブルからMF木下がシュートと追加点を狙う。
アディショナルタイム4分。チリにコーナーキックを与えたがなんとかしのぎ試合終了。
日本が1−0でチリに勝利をおさめ、決勝トーナメント進出を決めた。なお同じ組のカナダとイギリスは1−1で引き分け、日本は3位通過となった。
この試合で日本は21本のシュートを打ちながらも1点しか決められないなど、得点力・決定力に課題を残しているままだ。
なお準々決勝は今月30日に行われ、なでしこジャパンはグループG首位のスウェーデンと対戦する。
《交代》
HT FW菅澤→FW田中美南
54分 MF林→MF遠藤純
66分 MF長谷川→MF木下桃香
83分 MF三浦→MF中島依美
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