7月24日(土)、日本女子代表(なでしこジャパン)は東京五輪女子サッカー競技グループリーグ第2戦でイギリス女子代表と対戦。先発は第1戦のカナダ女子代表戦から5人入れ替えた。
《スタメン》
GK山下杏也加
DF清水梨紗・熊谷紗希・南萌華・宮川麻都
MF杉田妃和・中島依美・塩越柚歩・長谷川唯・林穂之香
FW田中美南
三菱重工浦和レッズレディースからは、第1戦に続きDF南萌華、MF塩越柚歩が先発した。
前半、日本は高さと身体能力に勝るイギリスに苦慮。
イギリスのサイド攻撃に対しては人数をかけて対応し、中央でも跳ね返す。即奪い返して攻撃につなげてはいたものの、相手の4−5−1の守備体型を崩せずにいた。
双方、大きなピンチもなければ、チャンスもない中盤の主導権争いが続いた。
そのなか、日本は15分、ショートコーナーから最後はMF林穂之香がミドルシュートを放ったがもGK正面。32分、カウンターからMF塩越のパスを受けたFW田中が相手に囲まれながらシュートを打つなど、チャンスを作った。
前半のシュート数は日本7本、イギリス5本。だが、ともに枠内シュートは少なかった。
後半立ち上がりから、イギリスが主導権を握った。日本は押し込まれながらもなんとか凌ぎきったものの、守勢にまわるため、前に攻撃に人数をかけられない。
そして後半10分、MF塩越に代えてFW籾木結花を投入する。
日本は時間の経過とともにイギリスにじわりじわりと攻め込まれた。さらに日本ベンチは後半22分、MF三浦成美、MF遠藤純の2枚を投入して打開を図った。
しかし同29分、日本は右サイドからのDFブロンズのクロスに、ここまでほぼ抑えていたFWホワイトにGKの前で頭で押しこまれ、痛恨の失点。日本キラーに得点を許して、1点を追いかける苦しい展開になった。
日本は35分、MF中島を下げ、カナダ戦で同点弾を決めたFW岩渕真奈を投入。長谷川と2トップに変更して攻めた。41分、MF籾木がシュートを打ち、ようやくコーナーキックのチャンスを得たが、ボールを下げ、まわすのみで効果的な攻撃ができなかった。
そのまま、0−1で敗れた日本は日本は勝点「1」のまま。イギリスは「6」に伸ばした。
また同組のカナダがチリに2−1で勝ったため、勝点はカナダが「4」、チリが「0」とした。
27日の次戦、日本はチリと対戦する。ほかのグループリーグの結果次第にはなるが、突破のためには勝利が必須となる。
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