東京五輪の初戦を21日(水)に控えた日本女子代表は、きょう14日(水)、オーストラリア女子代表と対戦し、1―0で勝ち切った。
先発には、三菱重工浦和レッズレディースからDF南萌華、MF塩越柚歩、FW菅澤優衣香が先発に名を連ねた。
日本女子代表は、左右にボールを動かしながら糸口を探っていく。そして、オーストラリア女子代表はスピードとフィジカルを生かした攻撃を仕掛けてくる。ロングボールをトップの選手に当て、セカンドボールを拾った選手が日本女子代表陣内へと迫ってきた。攻守で受け身となっていた日本だが、29分過ぎには、塩越と菅澤がシュートを放つも相手キーパーにセーブされてしまう。
試合が動いたのは後半に入って54分のことだった。MF長谷川唯のクロスが相手のハンドを誘い、FW岩渕真奈が左隅にきっちりと決めて先行した。
64分にはMF遠藤純が惜しいシュートを打つがバーに嫌われた。
時間の経過とともに疲労度が濃くなるも、日本女子代表はGK山下杏也加を中心に最後まで集中を切らさず、クリーンシートで試合を締めた。
ただ足元へのパスが多かった印象もある。裏への意識やドリブルで仕掛けていく意識が欲しい。ここで出た課題を修正し、五輪本番には最大限のパフォーマンスを披露することに期待したい。
なお、菅澤と塩越は62分、南は70分までプレー。GK池田咲紀子に出番は訪れなかった。
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