現在、サッカー日本女子代表、なでしこジャパンは16日(水)までのキャンプを実施中。きょう14日(月)には、ビデオ会議システムZOOMを使って高橋はなと記者を結びオンライン会見を行った。
きのう13日(日)のメキシコ女子代表との試合(5−1)では、後半36分からピッチに立った。
短い出場時間ながらも高橋は「出場時間は10分ちょい。その中でも、いつでもいける準備をしていた。チャンスをいただけてプレーできたのは自分にとってプラスだったし、どんどん攻撃に絡んでいこうと思っていた。これからにつながると思っている」と話した。
三菱重工浦和レッズレディースでの試合ではFWやCBとしてプレーするが、この日は左SBでプレー。「今回の合宿ではSBでプレーしていたので、出場チャンスがあればSBだと思っていた」(高橋)。
代表に招集される選手の多くは、複数のポジションをそつなくこなせるユーティリティ性がある。
その中で、高橋は次の手応えを感じていた。
「A代表になるとチームメイト、対戦相手のレベルも上がってくる。“できたこと、できないこと”が明確になる。自分のプレー時間は少なかったが、メキシコを相手にぶつかり合いで負けることはなかったし、ボールを失うこともなかったのでプラスに捉え、さらに磨きをかけたい」と言う。
筋トレやフィジカルトレーニングを継続していることが実を結んでいる。「体が強くなったことを感じている。国内で負けていたら世界では通用しないので、日々意識して取り組んでいる」と力強く話す。
合宿期間で、DFリーダーである南萌華や熊谷紗希からリーダーシップだけではなく様々のものを吸収している。
高橋は「南選手とは中学生からチームメイトでやってきている。身近にいることで日々の生活から学ぶことは大きい。熊谷選手は試合に対する入り方、サッカーの考え、私生活の過ごし方を学ばせてもらっている。なでしこ合宿に来るたびに学ばせてもらっている」と語った。
自国開催となる五輪が来月に迫っているなか、18枠しかない狭き門に向けて「今までやってきたことの結果がメンバー選考になる。成長するにあたりやるべきことは変わらないと思う。今は合宿に集中して、ここで出し切ってこれからにつなげたい」と意気込みを口にした。
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