4月8日(木)、日本女子代表は、パラグアイ女子代表とユアテックスタジアム仙台で対戦し、7−0で勝利を収めた。
大半の選手にとってこれがシーズン開幕戦となり、ゲーム勘やプレー強度に影響があるか不安視されたが、彼女たちはピッチで躍動した。
三菱重工浦和レッズレディースからGK池田咲紀子、DF南萌華、FW菅澤優衣香が先発。試合開始からボールホルダーに対して厳しくプレッシャーを掛けていく。
6分、セットプレーの流れからこぼれ球を南が右足で蹴り込み先制。代表初ゴールをマークする。これで乗った南は守備でも厳しく行き、存在感を放った。
日本女子代表は高い位置からボールを奪い、高い位置から攻撃をスタートさせることでペースを握る。その中、26分にはゴール前のパス交換から岩渕真奈が右足で蹴り込み追加点。36分にはオウンゴールで3−0。43分には菅澤にビッグチャンスが訪れたが、相手GKにファインセーブをされた。前半は日本女子代表のワンサイドゲームとなった。
後半は中央を崩す場面が増える。52分に菅澤が冷静に決めて4−0でリードすると、63分、ロングパスに反応した岩渕がGKのミスを突きゴールネットを揺らす。アディショナルタイムにも途中出場の籾木結花と田中美南が決めて圧勝の形となった。
多くのチャンスを作った日本女子代表は、セットプレーだけではなく、ディフェンスラインを崩し、流れの中から得点。順調なスタートを切った。
最後まで攻めの姿勢を見せ、池田を中心にクリーンシートで試合を締めたことは、今後につながっていくはずだ。東京五輪の登録メンバーは18名だ。生き残りを懸けたサバイバルレースは続く。
次戦は11日(日)にパナマ女子代表と東京・国立競技場で対戦をする。
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