サッカー日本女子代表(なでしこジャパン)が臨む国際親善試合2試合(8日・木曜 パラグアイ戦、11日・日曜 パナマ戦)のメンバーに選ばれている、浦和レッズレディースの南萌華が、きょう6日(火)オンライン会見に応じた。
南は「試合(代表戦)が中々、出来ない中でもトレーニングの質は高いものが作り上げられている。チーム全体が五輪に向けて引き締まった雰囲気がある」と口にした。
今回は、これまで主将を務めてきた熊谷紗希を除く海外組も招集され、組織と個の融合がポイントになる。ディフェンスリーダーとして期待される南は「今回、選ばれたメンバーで最大限のことをやっていきたいし、熊谷選手がいなくても、しっかりとリーダーシップを取れるようにやっていきたい」と引き締まった表情で話すと「若い選手もメンバーに選出されていて活気があり、自分は刺激を受けている。良い競争の中でトレーニングが出来ている。1日1日を大切にしていきたい」と続けた。
東京五輪を前にした、昨年3月以来となる国際試合だけに、それぞれが質の高いコミュニケーションを取り合いピッチの上で戦術を理解し合うことが重要になる。
「海外のチームと試合が出来るのは貴重な時間だと思う。消極的にならず、積極的に出たエラーはプラスなもの。自分たちからチャレンジし、チ―ムとしての積み上げをしたい」
五輪に向けた最終段階に入ってきている中で、海外の選手に通用することを示すためにも全力アピールを見せたい。
南は「まずは、この2試合を全力で取り組むことで五輪が見えてくる。目の前の練習、試合にチャレンジすることが選出につながるので全力を注ぎたい」と力強く話した。
また、先日、行われた東京五輪世代のU―24日本代表とU―24アルゼンチン代表との試合を観た南は「1戦目は敗れてしまったが、2戦目では修正をし良い戦いをしていたと思う。戦う姿勢や刺激をもらい『頑張ろう!』という気持ちになった」と明かした。
東京五輪に向けて「最強のチーム作りをする」と高倉麻子監督は断言している。南は、この2試合を含め、自分の可能性をさらに引き上げ、自国開催五輪での飛躍を狙う。
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