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ツヅキック(都築龍太の試合分析)

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マリノスの良いところをまったく消すことができなかった(J1第27節・横浜FM戦)

浦和レッズで活躍された元日本代表GK都築龍太さんが試合を解説します。聞き手は、サッカー専門新聞『エルゴラッソ』の沖永雄一郎記者です。


RP:11月14日(土)に日産スタジアムで行われた明治安田生命J1リーグ第27節、横浜F・マリノス戦は2−6の大敗となりました。

都築:非常に残念な試合でしたね。最初の1、2点目で、試合が決まってしまった感じでした。そんなに焦る必要はなかったと思いますけど、マリノスの出足が相当激しくて、それを真っ向から受けてしまった形かなと思います。

試合全体を通して、マリノスの運動量の多さは変わりませんでした。メンバーは替わっていましたけど、マリノスがやりたいサッカーを変わらずにできるメンバーが揃っていると感じました。

マリノスはやっぱりうまいですね。時間を作るところは作って、行くところは行く。オナイウ阿道選手が相当効いていたのかな。中盤まで下がってきてもキープしてつなげるし、強引に前を向いて勝負もできるし。得点はなかったですけど貢献度は高かったと思いますね。そこで潰せなかった、簡単に前を向かせてしまったりキープされて簡単にはたかれました。

扇原貴宏選手の展開力も効いていたと思います。レッズがプレスに行かなかったのか行けなかったのかが問題ですけど、行けなかったんだと思いますね。あそこでボールを奪いに行っても簡単にはたかれてしまう。そこでディフェンスラインが下がってしまったんですよね。そして、前にいるジュニオール・サントスの推進力を存分に引き出してしまった。・・・・・・
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都築龍太 -profile-
1978年4月18日生まれ。
2003年にガンバ大阪から浦和レッズへ加入。2010年に湘南ベルマーレへ期限付き移籍後、現役を引退。日本代表としても6試合に出場した。

(c)REDS PRESS