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ツヅキック(都築龍太の試合分析)

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これを続けられれば最高。仙台の中盤での守備の緩さも追い風に(J1第23節・仙台戦)

浦和レッズで活躍された元日本代表GK都築龍太さんが試合を解説します。聞き手は、サッカー専門新聞『エルゴラッソ』の沖永雄一郎記者です。


RP:10月18日(日)に埼玉スタジアム2002で行われた明治安田生命J1リーグ第23節、ベガルタ仙台戦は6−0で浦和が大勝しました。

都築:まあ、完璧な試合でしたね。もう誰が何点目か覚えてないくらいで、良かったと思います。要因としては、仙台のラインが浅いんですけど、まったく中盤でのプレスがなく、中盤で自由にやれたというところですね。

どんどん良い縦パスやサイドチェンジからのクロスなど、良いボールが入り続けて、そのかなりの本数をモノにしたという展開ですかね。レッズは相手にかなりプレスへ行っていて、奪ったあとの一歩目のプレーが非常に効率が良かったです。

ショートカウンターがかなり速かったという、今までなかなか出てこなかったシーンがたくさん出てきた試合でした。一点目はそれを象徴する形でしたね。橋岡大樹選手が奪って、武藤雄樹選手からの一本目のパスが非常に良かったというのと、興梠慎三選手が受けたあとに長澤和輝選手と汰木康也選手が絡んで連携できた。フットサルのようなゴールでしたのね。やっぱり中盤で速く、いい形で奪えれば相手も準備ができないですから。そこをうまく突けて、今季で一番いい形だったんじゃないですか。
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都築龍太 -profile-
1978年4月18日生まれ。
2003年にガンバ大阪から浦和レッズへ加入。2010年に湘南ベルマーレへ期限付き移籍後、現役を引退。日本代表としても6試合に出場した。

(c)REDS PRESS