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ツヅキック(都築龍太の試合分析)

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川崎Fは誰が入っても同じサッカーができる。レッズは誰が入っても、流れをなかなか変えられなかった(J1第17節・川崎F戦)

浦和レッズで活躍された元日本代表GK都築龍太さんが試合を解説します。聞き手は、サッカー専門新聞『エルゴラッソ』の沖永雄一郎記者です。


RP:9月20日(日)に埼玉スタジアム2002で行われた明治安田生命J1リーグ第17節、川崎フロンターレ戦は0−3で敗戦となりました。

都築:力負けかな、という感じですね。フロンターレはやっぱりレベルが高くて、ちょっと今のJリーグのチームだと止められないような感じですね。

運動量が多くて、人が動いて、パスの質も高い。食いつかせるようなパスを出して、それを通していく。ディフェンスラインからも質の高いパスがどんどん出てくるので、そこで捕まえきれなくなって入れ替わられて、フリーになってしまうということが試合を通して多かったですね。

前半の最初は良かったですけど、少しディフェンシブに行って、なかなか捕まえきれない中で、いつ崩されてもおかしくないようなシチュエーションが結構ありました。試合を通してずっとそういう流れだったと思います。

前半の最初は右サイドから展開して、杉本健勇選手から山中亮輔選手への速いボールだったり、このあたりはすごくいい形でした。この1本に関してはかなり崩せたなと思います。そこでどんどん人を追い越すサッカーをしておけば、ああいう形のチャンスもできたと思うんですけど、そこの機会がほとんどなかったというところですかね。

もう1本、(前半15分の)レオナルドが裏に抜けて強引にシュートを打ちましたけど。チャンスはこの2本と、0−2になった後の2本、マルティノス選手のシュートと岩武克弥選手が上げたシーン。あそこくらいでしたね。

RP:守備も固かった印象です。・・・・・・
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都築龍太 -profile-
1978年4月18日生まれ。
2003年にガンバ大阪から浦和レッズへ加入。2010年に湘南ベルマーレへ期限付き移籍後、現役を引退。日本代表としても6試合に出場した。

(c)REDS PRESS