back

ツヅキック(都築龍太の試合分析)

top
全体的にラインが低い。あれだと守れるけど、攻めが薄い(ACL GS第2節・北京国安戦)

浦和レッズで活躍された元日本代表GK都築龍太さんが試合を解説します。聞き手は、サッカー専門新聞『エルゴラッソ』の菊地正典記者です。


RP:3月13日(水)に中国の北京工人体育場で行われたAFCチャンピオンズリーグ(ACL)、北京国安戦は0−0の引き分けに終わりました。レッズとしては何とか勝点1をもぎ取った試合でしたね。

都築:力は相手のほうが上だったかなと思う。攻撃を展開していくビジョンも含めて。レッズも前半の最初だけはよかったけど、かなり劣勢だった。でもレッズは相手が攻めに入るときとカウンターを食らう際にディフェンスラインを一気に低いところまで戻っていたから、あそこから攻撃につなげるところが課題。しっかり守れて低い位置で奪えたとしても攻撃につなげられない。奪ってカウンターというシーンもあまりなくて、相手がシュートまでいって終わるとか、セットプレーになるとか、プレーが1回1回切れているので、攻撃の練習相手みたいな感じになってしまった。

RP:相手のシュートが20本だったのに対してレッズのシュートがゼロだったことからもわかるように、完全に割り切って守備をしていた印象です。・・・・・・
会員登録はこちら

都築龍太 -profile-
1978年4月18日生まれ。
2003年にガンバ大阪から浦和レッズへ加入。2010年に湘南ベルマーレへ期限付き移籍後、現役を引退。日本代表としても6試合に出場した。

(c)REDS PRESS