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ツヅキック(都築龍太の試合分析)

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鹿島はちょっと予想外の出来。それでも、トータルで見てすべてOKという試合(J1第30節・鹿島戦)

浦和レッズで活躍された元日本代表GK都築龍太さんが試合を解説。聞き手は、サッカー専門新聞『エルゴラッソ』の田中直希記者です。


RP:10月20日(土)に埼玉スタジアム2002で行われた明治安田J1第30節、鹿島アントラーズ戦は2-1で逆転勝利となりました!3位と勝点1差の5位に浮上しています。
都築:後半、相手に押された時間はあったけれど、全体的に見てもいい勝利だった。まず、前半は前線の選手がよく絡んでいて、大きい展開、それに細かな崩しもあった。攻撃のバリエーションは多かった。前半からいつ点が入ってもおかしくなかったと思う。前にクサビを当てて、周りが動く。狭いエリアでも2列目の飛び出しがあって、起点となっていたのは柏木選手や長澤選手。二人のうち、裏に抜けていくのが多いのは長澤のほうだった。その二人が高い位置でプレーできたのが大きい。そのぶん青木選手がバランスをとってくれていた。
最終ラインが高くてカウンターを何回か食らったが、それは失点シーンとその前の場面くらいだったと思う。最後のフィニッシュの精度は課題だったが、何人も絡んでいい形を作ったのは非常に良かった。

RP:ただ、先制点を奪われたときは嫌な予感がしました。
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都築龍太 -profile-
1978年4月18日生まれ。
2003年にガンバ大阪から浦和レッズへ加入。2010年に湘南ベルマーレへ期限付き移籍後、現役を引退。日本代表としても6試合に出場した。

(c)REDS PRESS