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ツヅキック(都築龍太の試合分析)

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難しい状況。チームとしてどういうサッカーをやるかが確立されていない(J1第25節・C大阪戦)

浦和レッズで活躍された元日本代表GK都築龍太さんが試合を解説。聞き手は、サッカー専門新聞『エルゴラッソ』の田中直希記者です。


RP:9月1日(土)に行われた明治安田J1第25節・セレッソ大阪戦は1-2での敗戦。逆転負けです…。
都築:正直、なんともいえない試合。どうしても、結果が出ていないのでね。ただ後半、2点目を取られる前まではボールを支配していた。レッズはボールの失い方が悪くてカウンターを食らうシーンもあったけれど、少なくともゴール前までは運べていた。李忠成選手がポスト役になってから、周りの選手の距離感が良くてパスがつながっていた。ゴールには迫っていたが…。これまでずっと狙っていたカウンターの形はシンプル。興梠選手が裏をとることにトライして、そこを狙うというもの。ただ、その狙いが達成することはなかなか難しい。相手も分かっているので。ポスト役を担ってくれる選手(李選手)がいて、さらに近くにいると崩せることはわかったと思う。そこは一つのポイントとしてやっていかないといけない。その形で得点をとることが大事で、先制の1点目は最高の形での得点だった。興梠選手が中盤で受けて、柏木選手がはたいて、そのあとの武藤選手のパスも素晴らしかった。全体的に選手も押し上げられていて、前に欠けられた人数も多かった。決めた李選手もよかった。あれを続けていればよかったが…。

RP:前半は主導権を握っていましたが…。

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都築龍太 -profile-
1978年4月18日生まれ。
2003年にガンバ大阪から浦和レッズへ加入。2010年に湘南ベルマーレへ期限付き移籍後、現役を引退。日本代表としても6試合に出場した。

(c)REDS PRESS