ペア・マティアス・ヘグモ監督「戦術的な部分と強度の高さが、非常に高いレベルで表現できた」



《ペア・マティアス・ヘグモ監督》

まずは、本日の試合もマリノスさんに感謝したいと思う。そして、我々の12番目の選手、浦和のファン・サポータ―の方々にも感謝したい。本当に素晴らしい応援をしてくれた。そこからインスピレーションももらった。

前半は、良い2チームの、良い試合だったと思う。テンポが良く、良いコンビネーションもたくさんあった。今日の試合前は「前節の良かった前半を90分間維持しなければならない。攻守にわたって規律を守らなければならない」という話をした。今日は戦術的な部分と強度の高さが、非常に高いレベルで表現できたと思う。(中島)翔哉、(前田)直輝、トモ(大久保智明)、(アレクサンダー)ショルツなどが、戦術的なところでしっかりやってくれたと思う。

守備でボールを奪った時に、ゴール前へのランニングがあった。そして1人だけではなく、第2波、第3波と、選手たちが駆け上がっていった。たとえば、2点目では、トモが敦樹の前を走ることによって得点することができた。前半は、ラストサードに入った時に少し焦ってしまう場面があったと思う。もう少し落ち着いてプレーしても良かったと思う。

毎週毎週、前進しているところが見られて良かったと思う。今日は、敦樹も、今まで一生懸命やってきた見返りを得ることができた。そして国際的にトップレベルのチームは、週に2試合をこなさなければいけない。今日の試合では、それに対する良い答えが見られたと思う。

Q:前節から中2日と時間がない中で、最も強調した点は
A:浦和の試合をずっとご覧になっている方は、我々のやろうとしていること、潜在的に持っているものを、特にホームゲームで発揮し始めているとみていると思う。そして今日のメンバーは、これまでのベストゲーム、ガンバ大阪戦を戦ったメンバーだ。(G大阪戦は)得点が少し足りなかったというだけ。選手たちの関係性を深めるという意味では、毎試合メンバーを変えなければいけない状況は、1つのチャレンジになる。翔哉とトモの組み合わせで、関係性を深めるという意味では非常に良かったと思う。右の直輝と敦樹も良かったと思う。そしてサイドバックも良くなってきていると思う。ヒロ(石原)は少し腰痛があったが、しっかり戦ってくれて、彼にとってのベストゲームになったのではないかと思う。そしてショルツが戻ってくることによって、ショルツ、マリウス(ホイブラーテン)、サミュエル(グスタフソン)、(西川)周作のビルドアップの関係性の重要性が感じられたと思う。

我々がやろうとしている攻撃的なサッカーを実行できるようになるまで、時間はかかると思うが、川崎戦の前半も、すでにそれが見られたと思う。川崎戦は攻撃は良かったのだが、失点は受け入れてはいけない形だった。3対0にしておくべきところは、ハーフタイムで1対1という状況だった。

Q:伊藤選手の評価、ポテンシャルや期待について
A:今日は敦樹には「2点とって来い」と言って送り出した。ハーフタイムで敦樹が指を1本立てて「1点取りましたよ」という顔をしたが、2点とってこいと言った。
フィジカルコンディションは上がってきていると思う。なので、ランニングも増えている。そして、ランニングする彼の前を、さらにランニングする選手がいたのも良かったと思う。それによってスペースが生まれる。

サッカーは関係性のスポーツだと思う。今日は2点とも、2列目から飛び出してランニングするという典型的な敦樹の形だった。

ビルドアップのところも良くなってきていると思う。今後の彼の発展のためには、前半にあったプレーで、もう少し自身がキープしてからタイミングを合わせて直輝に出せれば、さらに良いプレーになったと思う。これが次のステップだと思う。

フィジカル的にも上がってきて、パワーもある選手なので、強度の高いプレーで球ぎわも守ることもできれば、さらに良くなってくると思う。


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J1第12節・横浜FM戦=監督コメント

ペア・マティアス・ヘグモ監督「戦術的な部分と強度の高さが、非常に高いレベルで表現できた」



《ペア・マティアス・ヘグモ監督》

まずは、本日の試合もマリノスさんに感謝したいと思う。そして、我々の12番目の選手、浦和のファン・サポータ―の方々にも感謝したい。本当に素晴らしい応援をしてくれた。そこからインスピレーションももらった。

前半は、良い2チームの、良い試合だったと思う。テンポが良く、良いコンビネーションもたくさんあった。今日の試合前は「前節の良かった前半を90分間維持しなければならない。攻守にわたって規律を守らなければならない」という話をした。今日は戦術的な部分と強度の高さが、非常に高いレベルで表現できたと思う。(中島)翔哉、(前田)直輝、トモ(大久保智明)、(アレクサンダー)ショルツなどが、戦術的なところでしっかりやってくれたと思う。

守備でボールを奪った時に、ゴール前へのランニングがあった。そして1人だけではなく、第2波、第3波と、選手たちが駆け上がっていった。たとえば、2点目では、トモが敦樹の前を走ることによって得点することができた。前半は、ラストサードに入った時に少し焦ってしまう場面があったと思う。もう少し落ち着いてプレーしても良かったと思う。

毎週毎週、前進しているところが見られて良かったと思う。今日は、敦樹も、今まで一生懸命やってきた見返りを得ることができた。そして国際的にトップレベルのチームは、週に2試合をこなさなければいけない。今日の試合では、それに対する良い答えが見られたと思う。

Q:前節から中2日と時間がない中で、最も強調した点は
A:浦和の試合をずっとご覧になっている方は、我々のやろうとしていること、潜在的に持っているものを、特にホームゲームで発揮し始めているとみていると思う。そして今日のメンバーは、これまでのベストゲーム、ガンバ大阪戦を戦ったメンバーだ。(G大阪戦は)得点が少し足りなかったというだけ。選手たちの関係性を深めるという意味では、毎試合メンバーを変えなければいけない状況は、1つのチャレンジになる。翔哉とトモの組み合わせで、関係性を深めるという意味では非常に良かったと思う。右の直輝と敦樹も良かったと思う。そしてサイドバックも良くなってきていると思う。ヒロ(石原)は少し腰痛があったが、しっかり戦ってくれて、彼にとってのベストゲームになったのではないかと思う。そしてショルツが戻ってくることによって、ショルツ、マリウス(ホイブラーテン)、サミュエル(グスタフソン)、(西川)周作のビルドアップの関係性の重要性が感じられたと思う。

我々がやろうとしている攻撃的なサッカーを実行できるようになるまで、時間はかかると思うが、川崎戦の前半も、すでにそれが見られたと思う。川崎戦は攻撃は良かったのだが、失点は受け入れてはいけない形だった。3対0にしておくべきところは、ハーフタイムで1対1という状況だった。

Q:伊藤選手の評価、ポテンシャルや期待について
A:今日は敦樹には「2点とって来い」と言って送り出した。ハーフタイムで敦樹が指を1本立てて「1点取りましたよ」という顔をしたが、2点とってこいと言った。
フィジカルコンディションは上がってきていると思う。なので、ランニングも増えている。そして、ランニングする彼の前を、さらにランニングする選手がいたのも良かったと思う。それによってスペースが生まれる。

サッカーは関係性のスポーツだと思う。今日は2点とも、2列目から飛び出してランニングするという典型的な敦樹の形だった。

ビルドアップのところも良くなってきていると思う。今後の彼の発展のためには、前半にあったプレーで、もう少し自身がキープしてからタイミングを合わせて直輝に出せれば、さらに良いプレーになったと思う。これが次のステップだと思う。

フィジカル的にも上がってきて、パワーもある選手なので、強度の高いプレーで球ぎわも守ることもできれば、さらに良くなってくると思う。


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