局面で上回られるとゲーム自体、難しくなる。その難しさを感じながら、90分間、試合が過ぎてしまった。

Q：4点差の試合はきょうで4試合目ですが、続いてしまう原因は？
A：結果は同じだが、ここまでのゲームときょうの中身が少し違う。

ひとつはここまでの4点差負けのゲーム、柏と名古屋と横浜FMとの試合だが、
柏戦では自分たちのやるべきサッカーができなかった。名古屋戦は自分たちで行こうとしたが、その分、裏で起こりうるところで突かれてしまった。横浜FM戦も同じような感じだった。

今日は開始直後から球際を含めた戦いでもう少しやらなければならないことが多かった。その部分では、きょうは最初から試合の入りをしっかりできなかった。もうひとつは、ゲームコントロールではカウンターを食らった部分。いま言った4点差の試合では前半1点取られて、後半3失点した試合が鹿島と柏。前半、大きな失点をつけられてオープンになった試合が名古屋と横浜FMとの試合。この2つの種類のゲームを少し分けて考えなくてはならない。

柏と鹿島の共通点はオープンな展開になったところで最後に取られた。試合開始から局面でのバトルが残念だった。

Q：途中投入された宇賀神選手が右サイドハーフ、伊藤選手がボランチといつもと違うポジションでの起用となりましたが、その意図は？
A：宇賀神が入ったとき、3－5－2だったので右サイドハーフではなく右ウイングバックで起用した。

伊藤の場合、長澤が1枚イエローカードをもらったことがあり、エヴェルトンを入れた、そのあと青木が負傷したことからボランチができるということで伊藤を起用した。

守備の強度に関してはほかの選手のほうが上回っているが、ボールを引き出し、そして持ちだす能力を生かしたかった。

Q：今シーズンを通じて、良くなったり、悪くなったりと不安定な流れを繰り返しています。その原因はメンタルの部分がありますか？
A:こうした話をすること自体、非常に残念なこと。ピッチに立ったときにはひとりの男として戦わなければならないと思っている。その部分を表現させられなかったことは私自身、残念。