本日、リカバリーを必要としている人がいるならば、それは私だ

《オズワルド・オリヴェイラ監督》
本日、リカバリーを必要としている人がいるならば、それは私だ。私たちにとって非常に難しい試合だった。でも、選手たちの勇敢さ、規律、そしてハードワークによって結果を残すことができた。私たちが狙えると思っていた形から良いタイミングで点を取ることができたと思う。そのあとは非常に難しいタスクが残っていた。それは質の高いチームがゴールを狙い続ける、それに対して守らなければいけないというものだった。それができたことは価値のあることだったと思う。価値のある勝点3だった。

Q:守備面ではプレスを掛けることができないし、後ろのマークもしっかりとしていない。どんどんと間にパスを通されることが終わりまで続いたように感じるが、どう分析し、どう修正しようと考えるか。
A:そのとおりだ。前でプレスを掛けることができなかった。だけど、後ろではしっかりとマークしていた。1対1の球ぎわのところも、ペナルティーエリアの中でしっかりと勝っていたと思うので、そこはディフェンスの選手たちを称えたいと思っている。別の試合のときにもこういうコメントをしたことがあるが、前線の選手がしっかりとフィルターとなって、相手の攻撃の回数を減らさなければ、ディフェンスの選手にとって難しい流れになってしまう。そして、本日がそれに当てはまる試合だ。なので、たくさんの相手の攻撃機会をしっかりと阻止した、良い守備ができた試合だったのではないか。ディフェンスの選手を称えたい。

Q:中盤でルーズであっても最後につぶせていた。そこに自信があるからこういう展開になったのか。
A:守備に関してはいつも3つの場面を想定している。私たちの練習場に来ている方はよくご覧になっていると思うが、1つは相手のゴールキック、そこはタイトにマークし、つながせないようにし、ボールを蹴らせる。今日は試合を通して、それを行うことができなかった。後半に入って良くなったと思うが。

もう1つは、相手のビルドアップに対するプレスだ。そこにプレスを掛けることによって、私たちのハーフに入らせないという守備だ。本日は特に前半、その部分ができなかったと思う。試合によってはそれがしっかりとできている試合もあった。後半に入ってからは少し良くなったが、後半に私が想定していなかった交代をせざるを得なかった。ゲームプランには橋岡とエヴェルトンを代えるつもりはなかった。前からプレスに行くと想定した場合のゲームプランの交代を、彼らが外れたことでできなかった。

3つ目の状況が、相手がわれわれのハーフに入ってきたあとのブロックを作った状態での守備。そこで槙野、マウリシオ、森脇、そして青木が素晴らしかった。相手の攻撃が遅く見えたのも、その守備が効果的だったからだと思う。文句のつけようのない守備ができていたと思う。私たちがさせなかったのだと思っている。

Q:橋岡選手、エヴェルトン選手の状態は?
A:不運なことにまだ情報はないが、エヴェルトン本人と話したところ、前試合での打撲の部分が少し硬くなっていたので、動きが制限されていて、やりすぎるとケガにつながるかもしれないという、予防の交代を彼の方から申し出てきた。休養を取り、治療をすれば回復するかなと思っている。橋岡はより強い痛みを訴えていて、プレーし続けることができない状態だったので、彼の場合は検査を待たなければいけない。

Q:神戸がイニエスタが出てこなかったが、イニエスタがいる神戸に勝った方が良かったか。勝利は勝利か。
A:彼は浦和でプレーすることが嫌いなようだ。去年も出なかった。ただ、私が選べるのであれば、彼がいないチームと対戦したい。彼は素晴らしい選手だ。そしてさらに言えば、敵としてではなく味方としてほしい選手だ。彼が試合に出るという想定のもとで準備を進めてきたので、彼が出ていたとしてもその対策はあった。ただ、イニエスタはいなかったが、新たに加入したサンペールが素晴らしい仕事をしていた。ボールの扱いがうまく非常に冷静にプレーしていた。かなり日本のサッカーにもフィットしてきているのかなと感じた。彼が後ろから、しっかりとリンクとなって組み立てていたので、マークすることが難しい選手だと思った。

Q:森脇は特に前半は非常に攻撃へ顔を出してうまくボールをつないだ。森脇は出てくるが、逆サイドの槙野は本来攻撃的な選手だが、あまり出てこない。それはプランなのか。
A:とても良い観察だと思う。良いポイントを見ている。昨年私が日本に来たとき、森脇はケガをしていた。ただ、サンフレッチェ時代の彼を知っていたので、よく覚えていた。守備も良い選手だし、質の高い攻撃を仕掛けられる選手でもある。昨年はケガが回復しきらないまま、また悪化して、メディカルにかかるという繰り返しがあったので、彼にとっても難しいシーズンだったと思う。今季に入ってからは完全に回復し、沖縄キャンプから今まで、一度もトレーニングセッションに欠けたことがない。すべてに参加している。そういうふうにトレーニングできているからこそ、攻撃でも守備でも良い仕事ができているのだと思う。

Q:森脇選手の状況を含めて、過密日程の中で、競争力、選手層というところで、どのくらいの手ごたえを感じているのか?
A:その部分は選手たちにも毎日話をしている。ベンチの選手、そしてメンバー外の選手たちは、しっかりと私たちも見ていかないといけないところだ。本日もメンバー外の選手のトレーニングがあったし、あすもベンチの選手、メンバー外の選手のトレーニングがある。注意深く彼らのコンディションを上げて、ゲームで必要としたときに、しっかりと戦ってもらえるようにしたい。


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J1第8節・神戸戦=監督会見

本日、リカバリーを必要としている人がいるならば、それは私だ

《オズワルド・オリヴェイラ監督》
本日、リカバリーを必要としている人がいるならば、それは私だ。私たちにとって非常に難しい試合だった。でも、選手たちの勇敢さ、規律、そしてハードワークによって結果を残すことができた。私たちが狙えると思っていた形から良いタイミングで点を取ることができたと思う。そのあとは非常に難しいタスクが残っていた。それは質の高いチームがゴールを狙い続ける、それに対して守らなければいけないというものだった。それができたことは価値のあることだったと思う。価値のある勝点3だった。

Q:守備面ではプレスを掛けることができないし、後ろのマークもしっかりとしていない。どんどんと間にパスを通されることが終わりまで続いたように感じるが、どう分析し、どう修正しようと考えるか。
A:そのとおりだ。前でプレスを掛けることができなかった。だけど、後ろではしっかりとマークしていた。1対1の球ぎわのところも、ペナルティーエリアの中でしっかりと勝っていたと思うので、そこはディフェンスの選手たちを称えたいと思っている。別の試合のときにもこういうコメントをしたことがあるが、前線の選手がしっかりとフィルターとなって、相手の攻撃の回数を減らさなければ、ディフェンスの選手にとって難しい流れになってしまう。そして、本日がそれに当てはまる試合だ。なので、たくさんの相手の攻撃機会をしっかりと阻止した、良い守備ができた試合だったのではないか。ディフェンスの選手を称えたい。

Q:中盤でルーズであっても最後につぶせていた。そこに自信があるからこういう展開になったのか。
A:守備に関してはいつも3つの場面を想定している。私たちの練習場に来ている方はよくご覧になっていると思うが、1つは相手のゴールキック、そこはタイトにマークし、つながせないようにし、ボールを蹴らせる。今日は試合を通して、それを行うことができなかった。後半に入って良くなったと思うが。

もう1つは、相手のビルドアップに対するプレスだ。そこにプレスを掛けることによって、私たちのハーフに入らせないという守備だ。本日は特に前半、その部分ができなかったと思う。試合によってはそれがしっかりとできている試合もあった。後半に入ってからは少し良くなったが、後半に私が想定していなかった交代をせざるを得なかった。ゲームプランには橋岡とエヴェルトンを代えるつもりはなかった。前からプレスに行くと想定した場合のゲームプランの交代を、彼らが外れたことでできなかった。

3つ目の状況が、相手がわれわれのハーフに入ってきたあとのブロックを作った状態での守備。そこで槙野、マウリシオ、森脇、そして青木が素晴らしかった。相手の攻撃が遅く見えたのも、その守備が効果的だったからだと思う。文句のつけようのない守備ができていたと思う。私たちがさせなかったのだと思っている。

Q:橋岡選手、エヴェルトン選手の状態は?
A:不運なことにまだ情報はないが、エヴェルトン本人と話したところ、前試合での打撲の部分が少し硬くなっていたので、動きが制限されていて、やりすぎるとケガにつながるかもしれないという、予防の交代を彼の方から申し出てきた。休養を取り、治療をすれば回復するかなと思っている。橋岡はより強い痛みを訴えていて、プレーし続けることができない状態だったので、彼の場合は検査を待たなければいけない。

Q:神戸がイニエスタが出てこなかったが、イニエスタがいる神戸に勝った方が良かったか。勝利は勝利か。
A:彼は浦和でプレーすることが嫌いなようだ。去年も出なかった。ただ、私が選べるのであれば、彼がいないチームと対戦したい。彼は素晴らしい選手だ。そしてさらに言えば、敵としてではなく味方としてほしい選手だ。彼が試合に出るという想定のもとで準備を進めてきたので、彼が出ていたとしてもその対策はあった。ただ、イニエスタはいなかったが、新たに加入したサンペールが素晴らしい仕事をしていた。ボールの扱いがうまく非常に冷静にプレーしていた。かなり日本のサッカーにもフィットしてきているのかなと感じた。彼が後ろから、しっかりとリンクとなって組み立てていたので、マークすることが難しい選手だと思った。

Q:森脇は特に前半は非常に攻撃へ顔を出してうまくボールをつないだ。森脇は出てくるが、逆サイドの槙野は本来攻撃的な選手だが、あまり出てこない。それはプランなのか。
A:とても良い観察だと思う。良いポイントを見ている。昨年私が日本に来たとき、森脇はケガをしていた。ただ、サンフレッチェ時代の彼を知っていたので、よく覚えていた。守備も良い選手だし、質の高い攻撃を仕掛けられる選手でもある。昨年はケガが回復しきらないまま、また悪化して、メディカルにかかるという繰り返しがあったので、彼にとっても難しいシーズンだったと思う。今季に入ってからは完全に回復し、沖縄キャンプから今まで、一度もトレーニングセッションに欠けたことがない。すべてに参加している。そういうふうにトレーニングできているからこそ、攻撃でも守備でも良い仕事ができているのだと思う。

Q:森脇選手の状況を含めて、過密日程の中で、競争力、選手層というところで、どのくらいの手ごたえを感じているのか?
A:その部分は選手たちにも毎日話をしている。ベンチの選手、そしてメンバー外の選手たちは、しっかりと私たちも見ていかないといけないところだ。本日もメンバー外の選手のトレーニングがあったし、あすもベンチの選手、メンバー外の選手のトレーニングがある。注意深く彼らのコンディションを上げて、ゲームで必要としたときに、しっかりと戦ってもらえるようにしたい。


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