「浦和で指揮を執ることは大国のリーダーになるのと同じ」


《オズワルド・オリヴェイラ監督》
(G大阪戦について)まず勝ちにいかなければならない。ミスを避けて攻撃をしかけ、チームを安定させることが重要だ。ガンバ大阪も強いチームだが、現状望んでいる結果ではない状況にある。メンバーを見ればとても質の高い選手がいる。ガンバとの対戦はいつでも難しい。伝統的にダービーの1つでもあり、日本のビッグクラブに数えられる同士の対戦となる。

(結果を出すためには何が必要か)その目的を持って準備している。内容が悪くて勝てた試合があれば、逆に内容が良くても負けてしまう試合もある。ただ、優勝を望むのなら、内容が良くても悪くても、結果を求めなければならない、そのようなバランスが必要だ。それを求めて毎日のトレーニングや話し合いを通じて、ちょうど良いバランスをいま探っている。それは選手によるところが大きい。良いトレーニングをしていれば、要求に応えられる自信が生まれる。そうした自信で好転していく。

連勝するチームは、自信を持って一体となって戦っているチーム。そのためにはひとりひとりのコンディションをしっかり上げなければならない。そう選手に伝えている。

(部分合流のファブリシオについて)ファブリシオの復帰を心待ちにしていることを私は隠しません。浦和に来て2ヵ月戦わずにケガをしてしまった。8試合6得点。彼の活躍はチームに新しい表情を与えた。離脱した後、その穴をほかのメンバーで埋めた。彼の復帰でチームはかなり良くなる。およそ10日後には全体練習に復帰できると思う。それ以降はコンディションを上げる作業となる。

(橋岡に指導していましたが?)橋岡は若い選手。いまは成熟の過程にあり、戦い方を学んでいる最中だ。自身のストロングな部分を発揮し、弱点を修正する、そのことを学んでいる。なので彼にピッチで声をかけるシーンを目にすると思う。それはグラウンド上だけではない。大きなポテンシャルを持っており、希望を感じている。

(G大阪戦は3バックか4バックか)相手よりも自分たちだと感じている。中盤の4枚が十分なパフォーマンスと感じたならば4バックに。安定させたいときは3バックにする。相手を見ながら3バックと4バックを使い分けることができ、試合中にも変えることができると強みがでる。

(ACLの全北現代戦前日、監督は選手に「君たちはひよこじゃない、鷲だ」と話したそうですが、今回はどのようなことを話したのか?)常にいろんな話をしているが、それは内部の話にする。そのときは柏木から自然に出た言葉なので良かったと思う。敗戦すると選手の気持ちは傷つくことがある。そのとき、蓄積した経験から選手に伝える。1試合負けたからと言って小さく弱いわけではない。大きく偉大であるという話をする。浦和の選手は偉大なサポーターの前でプレーする。委縮してはプレーできない。堂々とプレーするように伝える。いかなるときも浦和のために100%の力を出さなければならないと選手には伝えている。

(浦和の監督になって1年になりますが、やはり大変でしたか?)大変さはあるが、私は浦和を気にいっている。私が鹿島の監督として埼スタに来る際、私は多くのサポーターの姿に感動した。ただ、ビッグクラブで仕事をすることはどこでも大変であり難しいが、浦和では快適に、そして高いモチベーションで仕事ができている。この1年で多くの選手の成長、そして波も見た。それはとても正常なことだ。

(3試合勝っていませんが、苦しい中で好転させる要素は)私の長いキャリア、経験のなかですべての感情を味わった。その経験があるからこそ、落ち着いて好転させるための正しい判断が下せる。不安定にある選手、パフォーマンスを発揮しきれていない選手を見極めなければならない。選手それぞれが本来持つ価値を見せるように促している。浦和で指揮を執ることは大国のリーダーになるのと同じ。

全員が感情を限界の状態で仕事をしている。その中で求められる、期待される内容が思うように出せないことがある。だから選手が安定したプレーができるように、精神面、メンタルへの働きかけを行っている。選手は自分たちの責任が大きいことを認識しなければならない。


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J1第7節・G大阪戦=定例会見

「浦和で指揮を執ることは大国のリーダーになるのと同じ」


《オズワルド・オリヴェイラ監督》
(G大阪戦について)まず勝ちにいかなければならない。ミスを避けて攻撃をしかけ、チームを安定させることが重要だ。ガンバ大阪も強いチームだが、現状望んでいる結果ではない状況にある。メンバーを見ればとても質の高い選手がいる。ガンバとの対戦はいつでも難しい。伝統的にダービーの1つでもあり、日本のビッグクラブに数えられる同士の対戦となる。

(結果を出すためには何が必要か)その目的を持って準備している。内容が悪くて勝てた試合があれば、逆に内容が良くても負けてしまう試合もある。ただ、優勝を望むのなら、内容が良くても悪くても、結果を求めなければならない、そのようなバランスが必要だ。それを求めて毎日のトレーニングや話し合いを通じて、ちょうど良いバランスをいま探っている。それは選手によるところが大きい。良いトレーニングをしていれば、要求に応えられる自信が生まれる。そうした自信で好転していく。

連勝するチームは、自信を持って一体となって戦っているチーム。そのためにはひとりひとりのコンディションをしっかり上げなければならない。そう選手に伝えている。

(部分合流のファブリシオについて)ファブリシオの復帰を心待ちにしていることを私は隠しません。浦和に来て2ヵ月戦わずにケガをしてしまった。8試合6得点。彼の活躍はチームに新しい表情を与えた。離脱した後、その穴をほかのメンバーで埋めた。彼の復帰でチームはかなり良くなる。およそ10日後には全体練習に復帰できると思う。それ以降はコンディションを上げる作業となる。

(橋岡に指導していましたが?)橋岡は若い選手。いまは成熟の過程にあり、戦い方を学んでいる最中だ。自身のストロングな部分を発揮し、弱点を修正する、そのことを学んでいる。なので彼にピッチで声をかけるシーンを目にすると思う。それはグラウンド上だけではない。大きなポテンシャルを持っており、希望を感じている。

(G大阪戦は3バックか4バックか)相手よりも自分たちだと感じている。中盤の4枚が十分なパフォーマンスと感じたならば4バックに。安定させたいときは3バックにする。相手を見ながら3バックと4バックを使い分けることができ、試合中にも変えることができると強みがでる。

(ACLの全北現代戦前日、監督は選手に「君たちはひよこじゃない、鷲だ」と話したそうですが、今回はどのようなことを話したのか?)常にいろんな話をしているが、それは内部の話にする。そのときは柏木から自然に出た言葉なので良かったと思う。敗戦すると選手の気持ちは傷つくことがある。そのとき、蓄積した経験から選手に伝える。1試合負けたからと言って小さく弱いわけではない。大きく偉大であるという話をする。浦和の選手は偉大なサポーターの前でプレーする。委縮してはプレーできない。堂々とプレーするように伝える。いかなるときも浦和のために100%の力を出さなければならないと選手には伝えている。

(浦和の監督になって1年になりますが、やはり大変でしたか?)大変さはあるが、私は浦和を気にいっている。私が鹿島の監督として埼スタに来る際、私は多くのサポーターの姿に感動した。ただ、ビッグクラブで仕事をすることはどこでも大変であり難しいが、浦和では快適に、そして高いモチベーションで仕事ができている。この1年で多くの選手の成長、そして波も見た。それはとても正常なことだ。

(3試合勝っていませんが、苦しい中で好転させる要素は)私の長いキャリア、経験のなかですべての感情を味わった。その経験があるからこそ、落ち着いて好転させるための正しい判断が下せる。不安定にある選手、パフォーマンスを発揮しきれていない選手を見極めなければならない。選手それぞれが本来持つ価値を見せるように促している。浦和で指揮を執ることは大国のリーダーになるのと同じ。

全員が感情を限界の状態で仕事をしている。その中で求められる、期待される内容が思うように出せないことがある。だから選手が安定したプレーができるように、精神面、メンタルへの働きかけを行っている。選手は自分たちの責任が大きいことを認識しなければならない。


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