攻撃面で課題あり。改善点はまだまだ多い
 
待ちに待った2019シーズンのオープニングゲームの先発には、オズワルド オリヴェイラ監督の予告通り、左ワイドに山中亮輔を配置。右に宇賀神友弥を回し、中盤に長澤和輝、エヴェルトン、柏木陽介を配置し、2トップには杉本健勇と興梠慎三を据えた。

 ゲーム開始から相手に山中の裏を狙われ浦和の左サイドをけん制されるが、セカンドボールを拾うことでこれに対応する。

その中、13分にはエヴェルトンのパスを興梠がヘディングで狙うが相手キーパーの正面となった。

 前半は、相手の起点となる長沢駿やハモン ロペスを潰すことに成功しチャンスを作らせず、カウンターの芽もしっかりと摘んでいた。

しかし、攻撃ではフィニッシュまで持ち込めないシーンが多かったこともスコアが動かない要因の一つとなっていた。

 後半は「サイドからの仕掛け」を意識すると59分には右サイドからの折り返しを中央のエヴェルトンがシュートを放つもクロスバーを越えた。

エヴェルトンは「ゴールに近い位置でプレーが出来た」と、少しずつだがチームにフィットしてきている。

 そして、81分にはフリーキックのこぼれが宙に浮いたところを興梠が合わせるも枠を捉えきれない。

 途中投入された攻撃的なマルティノスやアンドリュー ナバウトもアグレッシブにプレーし、徐々にカウンターからチャンスを窺うも、決定打が生まれなかった。

 表示されたアディショナルタイムは5分。両者は死力を尽くしたがスコアーは最後まで動かず勝点1を分け合う結果となった

 試合のポイントとしては、堅固なブロックを構築し無失点に抑えたが、攻撃面ではフィニッシュまで持って行くシーンが少なく、まだまだ改善点が多いと言わざる得ない。

「2トップが良い形でボールを受けられず、フィニッシュまで行けてないのが現状。周りの選手がフォローをしてフィニッシュまで持ち込むことを意識したい」と長澤が、言えば、「サポートや個人での仕掛けが少ない。リスクを負わないと得点は生まれない」と柏木は強い口調で語った。

 攻撃のすり合わせには、もう少し時間が必要になるだろう。ただ試合は待ってはくれない。得点がなければ試合に勝つことは出来ない。

“強引さ、大胆さ、リスクを負う、3人目の動き“など、これら攻撃面を磨き上げなければタイトル獲得は遠くなって行くばかりだ。

(石田達也)
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J1第1節・仙台戦=ポイント

攻撃面で課題あり。改善点はまだまだ多い

 
待ちに待った2019シーズンのオープニングゲームの先発には、オズワルド オリヴェイラ監督の予告通り、左ワイドに山中亮輔を配置。右に宇賀神友弥を回し、中盤に長澤和輝、エヴェルトン、柏木陽介を配置し、2トップには杉本健勇と興梠慎三を据えた。

 ゲーム開始から相手に山中の裏を狙われ浦和の左サイドをけん制されるが、セカンドボールを拾うことでこれに対応する。

その中、13分にはエヴェルトンのパスを興梠がヘディングで狙うが相手キーパーの正面となった。

 前半は、相手の起点となる長沢駿やハモン ロペスを潰すことに成功しチャンスを作らせず、カウンターの芽もしっかりと摘んでいた。

しかし、攻撃ではフィニッシュまで持ち込めないシーンが多かったこともスコアが動かない要因の一つとなっていた。

 後半は「サイドからの仕掛け」を意識すると59分には右サイドからの折り返しを中央のエヴェルトンがシュートを放つもクロスバーを越えた。

エヴェルトンは「ゴールに近い位置でプレーが出来た」と、少しずつだがチームにフィットしてきている。

 そして、81分にはフリーキックのこぼれが宙に浮いたところを興梠が合わせるも枠を捉えきれない。

 途中投入された攻撃的なマルティノスやアンドリュー ナバウトもアグレッシブにプレーし、徐々にカウンターからチャンスを窺うも、決定打が生まれなかった。

 表示されたアディショナルタイムは5分。両者は死力を尽くしたがスコアーは最後まで動かず勝点1を分け合う結果となった

 試合のポイントとしては、堅固なブロックを構築し無失点に抑えたが、攻撃面ではフィニッシュまで持って行くシーンが少なく、まだまだ改善点が多いと言わざる得ない。

「2トップが良い形でボールを受けられず、フィニッシュまで行けてないのが現状。周りの選手がフォローをしてフィニッシュまで持ち込むことを意識したい」と長澤が、言えば、「サポートや個人での仕掛けが少ない。リスクを負わないと得点は生まれない」と柏木は強い口調で語った。

 攻撃のすり合わせには、もう少し時間が必要になるだろう。ただ試合は待ってはくれない。得点がなければ試合に勝つことは出来ない。

“強引さ、大胆さ、リスクを負う、3人目の動き“など、これら攻撃面を磨き上げなければタイトル獲得は遠くなって行くばかりだ。

(石田達也)
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