「練習レポート」は、大原サッカー場の模様を、ほぼ毎日更新するコーナーです

興梠慎三引退試合ではダメ押しとなる3点目を、柏木陽介引退試合でも雨天の中、全力プレーを見せ続けたFW李忠成さん。今月12月、シンガポール・プレミアリーグのBGタンピネス・ローバーズのバイス・チェアマン兼スポーティングダイレクター(SD)に就任することが発表された。
李さんは「Jリーグが開幕してから、日本ではブラジル人選手、たとえば、ジーコさんだったり、サンパイオさんだったり、いろいろな選手を招いてレベルを上げてきましたが、今、東南アジアは、日本の選手たちを入れてレベルアップしていく、というフェーズに入ってきていると思います。東南アジアのサッカーに貢献してくれるような選手を、今後、日本からピックアップしていきたい」と意気込みを話した。
興梠引退試合を通じて、埼スタのピッチに立ったことについては「3万人以上の埼スタでプレー出来たということが嬉しかったですね。(大勢の人が見守る中でプレーすることは)選手にとって誰もが憧れることだし、(埼スタで)やってみたいと絶対に思うと思うんですよ。僕は、この日のために2ヶ月前に膝の手術をしましたもん。ギリギリで間に合って良かったです。
李さんはシンガポールで、槙野智章さんは藤枝MYFCで監督に就任した。
「(槙野も監督になるが)僕らの選手生活は終わりましたけど、これからも結果で示さなきゃいけない。結果にこだわっていきたい。僕もそうだし、槙野もそうだし、いろいろな選手がこれから出てくると思うんですけど、下から出てくる選手たちが結果で示して、また新しい風を、日本サッカーを盛り上げていければと思います」と自身の役目に覚悟を見せていた。
監督を目指すという興梠さんへのエール。「明確に監督になるという目標がある中で、日本だけじゃなく、グローバルな監督、日本から世界に活躍するような監督になるんだというメッセージが英語のスピーチだと思います。全力で応援したい」と話した。
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