「練習レポート」は、大原サッカー場の模様を、ほぼ毎日更新するコーナーです
「気持ちが入りすぎたというか・・・空回りだった」
DF荻原拓也が唇をかみしめた。
きょう2日(日)練習後、ビデオ通話アプリ「Zoom」取材に対応した荻原はきのう1日(土)清水戦の後半20分、MF汰木康也に代わって出場機会を得た。今季リーグ戦初出場だった。
75分には、左サイドからゴール中央FWレオナルドへのパスをつなげると、その直後、今度は豪快にシュートを放った。
投入の際、荻原は「攻撃に対してパワーをつけたかったイメージ」と話したようにそれなりに持ち味は出せたが「プレー体力の部分で難しかった」「もう少し、気持ちのうえでコントロールしたかった」と反省を口にした。
気負いすぎたのは無理もないことだ。
今季、荻原の出場はシーズン開幕となったルヴァンカップ予選リーグ第1節、ホームでの仙台戦において85分から出場した以来のことだった。
リーグ出場となれば昨季明治安田J1第26節、ホームでのセレッソ大阪戦(9月13日)以来となる。
ピッチに送り出すコーチングスタッフの「行くぞ!!」の声に初めからフルスロットルでいかない選手はいないはず。むしろ、落ち着いてプレーしろと言うほうが無理な話しなのかもしれない。
終始、反省しきりの荻原だが、すでに前を見据えている。
「次、ルヴァンカップだからといって出られるわけではない。でも試合に出たら、チームに貢献する、そしてそのために自分の良さを出す。きのうの試合よりもっと良い姿を見せたい」と前を向いた。
「もっと自信をもってやろう!」と自分に言い聞かせ、染め上げた金髪。
特長の向こうっ気の強さを次こそ生かしほしい。
(佐藤亮太)
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