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練習レポート

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オズワルド・オリヴェイラ監督「宇賀神と山中、両サイドからFWに良いクロスが供給されることを期待している」

「練習レポート」は、大原サッカー場の模様を、ほぼ毎日更新するコーナーです



《オズワルド・オリヴェイラ監督》

Q:リーグ開幕を前に、現在の気持ちは?
A:(J1には)34試合の決勝がある。そのように挑むことを考え、そのような準備をしなければいけない。もちろん開幕戦で、期待感が高まっている状態でプレーすることになる。そして、良いスタートを切ることが大事だと考える人も多くいる。もちろん、開幕戦の結果も重要だが、最後にどれだけ勝てたのかが一番大事だと思っている。私の日本での最初のシーズンは、開幕から5試合勝つことができなかった。でも、最後に優勝することができた。2年目はたまたまだが、5連勝スタートだった。そして優勝した。スタートがどうかとか、そういうところだけを見るのではなく、全体的にバランス良くシーズンを戦えるかどうかだと思う。

Q:ゼロックススーパーカップでの敗戦から立て直したところ、修正したところはどこになるのか?
A:修正点は常に発生するもので、チームの状態を見ながら継続して行っていくものだ。ゼロックススーパーカップでは、それまでのチームと比較すると大きな変更点が2つあった。青木と武藤の不在だ。代わりに入った選手は2人とも素晴らしい選手だと思うが、もう少し時間が必要なところもあるかと思う。

Q:浦和レッズに期待する人たちに、あす、オリヴェイラ監督が見せたいものは?
A:勝利だ。勝ちたい。勝利をお届けしたい。私たちは勝利を目指して、(仙台に)乗り込む。昨年はアウェイの試合でドローだった。非常に難しい試合になった。勝ち点が重要だと思うので、まずは勝利を目指して戦いたい。

Q:1年間の長い戦いで大事にしなければいけないことは?
A:バランスだ。攻守のバランス、勝利の道を突き進むためには、バランスが必要だと思う。

Q:ベガルタ仙台をどのように分析するか?
A:11月にアウェイゲームを戦い、12月には天皇杯の決勝を戦った。何人かの選手が離れ、何人かの新加入選手がいる。でも結局、お互いに試合が始まってみて、相手が今年どうなのかを見ることになると思う。相手は私たちの公式戦を1試合見ているが、私たちは公式戦を見ることはできていない。そして、勝点3が掛かっている試合なので、両チームともそれを得ようと頑張る試合になる。

Q:川崎戦のあとから山中亮輔選手を主力組に入れてトレーニングを積んでいたが?
A:非常に良いトレーニングができている。彼も順応しようと努力している。サイドの選手の方が順応しやすいのかなという印象がある。なぜなら、サイドというもともと制限されたポジションでプレーしているからだ。中央でプレーする選手はプレーエリアも広くなるし、より複雑なプレーになる。サイドの選手も非常に重要な存在だが、プレーのところを考えると、より早くフィットしやすいのかなと考える。

Q:仙台は天皇杯で準優勝に終わり、今回の試合、非常にモチベーションが高いのでは?
A:そうかもしれない。

Q:浦和レッズはその気持ちを受け取る側だが、難しい部分はあるか?どんな風にメンタル面で働きかけるべきか?
A:モチベーションの部分は我々も上がっている。両チームともリーグで勝点3が掛かっており、モチベーションが上がったところでの対戦になる。なので、天皇杯で我々が勝利したかもしれないが、リーグでのモチベーションという意味ではあまり大きな影響はないと思う。

Q:クライオセラピーや朝食など新しい取り組みがあるが、そういうところも戦う上で大事になってくるか
A:選手の回復を促すもの、そして選手の準備に使えるもの、そういった機材を出来るだけ多く取り入れようと思っている。選手のリカバリーを考えると、クライオセラピーは非常に重要なものだと思う。

Q:山中選手の名前が挙がったが、宇賀神友弥選手も非常にイキイキとしている印象がある。
A:(右サイドは)初めてプレーするわけではないが、利き足側のサイドではある。宇賀神と山中、両サイドからFWに良いボールが供給される、良いクロスが供給されることを期待している。

Q:非公開練習で重点的に取り組んだことは?
A:いつも通りだが、セットプレーの練習をした。今日は攻撃のセットプレーだ。まずキッカーの精度を高めるための練習だ。そして、アタックする攻撃陣のフィニッシュのトレーニング。その2点だ。

Q:今シーズンにむけて、改めてサポーターに発信したいことは?
A:サポーターが参加することは我々にとって非常に重要なので、繰り返しになるがそれをお願いしたい。浦和のサポーターは他のチームとは違って、ピッチの中でも存在を感じる。サポーターと選手の関係。サポーターの力をもらう部分が重要だ。継続して応援して頂きたい。

Q:あすのスタメンはもう決まっているのか。それとも試合当日の朝に決めるのか?
A:もう決まっている。今週練習してきたメンバーだ。彼らがスタメンになる。

Q:そんなに正直に言ってよいのか?
A:大丈夫だ。仙台の人たちもすでに把握していると思う。言わない方が良いかもしれないが、問題はない。秘密はないから。

Q:シーズンが始まる前に必ず行うようなルーティングはあるか?
A:ブラジルという、運や願掛けが大好きな国で生まれ育った。たくさんの宗教があり、たくさんの土地に長く根付いたものがあるが、私はより現実主義の路線でいきたいと思っている。練習での選手たちの姿を見て、そこで気分が良くなることはあるが、その姿でポジティブに感じるかどうかだ。


(有賀久子)

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