槙野残留に全力を注ぐ
今、ファン・サポーターが最も気になっていることは、浦和レッズがACL出場権を得るリーグ3位以内に入るかどうかにある。しかし、来季の補強や陣容についても気になる。補強については、新聞紙上やネット上で、さまざまな名前が挙がっている。そうした中、山道守彦強化本部長が来季の補強について、そして、ACLについて報道陣に語った。
まず、一部報道にあった移籍金3億6000万円とされるヴァンフォーレ甲府FWダヴィについては、「オファーは何もしていない。縦、横、斜めとさまざまな角度から見ても難しい」と現時点では獲得しないことを明らかにした。
「得点力不足」がささやかれる中、強力なストライカー獲得が急務であるが、クラブにとって、最優先課題は槙野智章の浦和残留だろう。
「元のチームに戻るか、違うチームに行くかという選択。どうジャッジするか。今のサッカーを継続するには選手が必要。そのために、槙野は重要な選手。(浦和としては)完全移籍で考えている。だが、本人の気持ち、意志が大事。誠意を尽くすだけ」とクラブは槙野残留に全力を注ぐ。
さらに、ACLについては、「憧れであり、もう一度、行きたい場所。なんとしてでも(3位以内に)入りたい」と目標に見据えている。
そのACLだが、かつては出場するチームにとって非常に資金がかかる大会だったが、現在は補助金が出ているため、負担は軽減された。そのことを踏まえ、山道強化本部長は「(ACLの)ホームゲームで3万人入れば、じゅうぶんやれる。ACLの価値、栄誉、そして事業的に見ても(ACLはクラブにとって)ハッピー、ハッピーな話」とACL出場へ本気モードだ。