4月27日(月)、浦和レッズは定時株主総会を開き、2025年度の事業収支か?承認されたことを伝えた。
プロスポーツクラブにおける収入の3本柱の1つである【入場料収入】について、2025年度は、2年連続でリーグ戦年間入場者数が70万人を超え、前期比プラス2億200万円の22億1400万円となり、J1リーグ戦の平均入場者数は37350人と報告した。
質疑応答の中では、スタジアム運営において、人件費を含めてあらゆる経費が高騰する現状で、クラブは事業計画上、何万人を設定し、計画を立てているのか。その上で、スタジアムから離れたサポーターをどのように呼び戻すかを含めて、理想としては、どのぐらいのファン・サポーターを毎試合、埼スタに呼びこみたいと考えているかを尋ねた。
犬飼基昭さんが代表を務めていた当時でさえ、埼玉県から、“駒場から埼スタへ”とスタジアム利用の依頼があった時、犬飼さんは、収容人数が3倍になることから、ビジネスとして非常にリスクがあるという認識を持っていた。そして決断したのは、選手の獲得を含めた『投資』を進め、スタジアムを大きくした事をプラスに変えた。
ここまで週末のデーゲーム開催において、水戸ホーリーホック戦は27571人、東京ヴェルディ戦は29530人と3万人を切る試合もある。
田口誠社長は「ホームゲームで、埼スタにどのぐらいの入場者数を来てもらいたいかというところについては、目標としては【4万人】ということを掲げ、計画というか、対策をとっております」と数字を挙げた。
続けて、「ここのところ、若干じゃないですけれども、入場者数が減っているということで。これは、他のクラブさんにもお聞きしたんですが、特別シーズンについては、どこも、やはり、入場者数に苦戦しているというのを聞いています。これ、全部のクラブに聞いたわけじゃないですけれども。そこは、我々としては、まず一番に、このクラブの理念に掲げている『強くて、魅力のあるサッカー』を披露することに尽くしていくというところだと思います」と語った。
このタイミングで、田口社長は観戦チケットの販売料金の改定について触れた。「値段を上げるということになりますが、これは、警備費など、あらゆるものが高騰している中でやむを得ない判断でございますが、これに納得して頂くような内容を披露するということに尽きると思います」と語り、改めてクラブの設定を【4万人】と挙げた。
百年構想リーグの捉え方は、ファン・サポーター100人いれば、100通りの考え方があるのは理解出来るが、浦和レッズとしては、ACLE出場権獲得を掲げてスタートを切った。
開幕戦のゴール裏のスタンドには《世界制覇に繋がるアジアの舞台を覚悟と執念で奪い取れ》という横断幕を掲げてのメッセージを示した。FIFAクラブワールドカップに向けた準備期間を含めて、それが表現出来ているか。
クラブの考えを直接知りたいところ。
あれは、2000年のJ2リーグを戦う年に『浦和レッズ シーズンを語る会』は始まった。
クラブはビジョンや事業計画を語り、来場者は直接、ステージに願いを届ける。いつしか糾弾される機会が増えたが、それでも互いに思いを知る上で、貴重な機会だった。コロナ禍で消えたイベントの1つだ。
田口社長は「今、おっしゃられたことは、まさにコロナ禍で出来なくなって、それが今、引き続いている状態でございます。最近は、クラブ内のミーティングでも、そういうことは復活させようと、皆様のご意見を聞くと、それから、私たちの思いも伝えるということで、そういう場を作りましょうということで、今、話をしているところですので、シーズン中になるのかどうか、いつの時期になるかというのはありますが、そこはフィックスして、そこは実現したいという風に思っております」と明言した。
改めて、明日以降に総会後の会見の模様をお伝えしたい。今後の投資の観点、フットボール本部体制がなくなり、社長直轄のスポーツダイレクター職になるが、体制への評価や選手獲得などの背景について触れている。
なお、現在、進行中の百年構想リーグが幕を閉じると、Jリーグは8月から始まる2026/27シーズンへシーズンを移行する。事業年度についても、現行の『毎年2月1日から翌年1月31日まで』から『毎年7月1日から翌年6月30日まで』に変更することを報告した。