ゴールデンウイーク中の5月6日(休・火)、雨天の中、阿部勇樹監督率いる浦和レッズユースは、ホームゲームとして埼玉スタジアム2〇〇2・第2グラウンドで、高円宮杯 JFA U-18サッカーフ?レミアリーク? 2025 EAST 第6節・横浜FCユース戦に臨んだ。
前節はFC東京U-18相手に、0対2のビハインドの状況で32分にGKが退場処分となり、数的不利の戦いを余儀なくされた。浦和は後半アディショナルタイムにも失点し、0対3で敗戦した。今節はGK大槻久翔がキャプテンマークを付け、第3節以来のゴールマウスを守り、最終ラインの顔ぶれも、片野大志、東方田純永が先発出場と変化を見せた。
この日のウォーミングアップには、アカデミーでロールモデルコーチを務める興梠慎三が加わっていた。また、ピッチサイドには、U-16日本代表でGKコーチを務める山岸範宏さん、新企画『浦和レッズDELI』の応援販売に駆けつけていた鈴木啓太さんの姿があり、2人は、その後のトップチームもスタンドから戦況を見守った。
11時、キックオフの笛が鳴った。
またも試合立ち上がりに相手の攻勢に飲みこまれた。2分に失点。得点者は、横浜FCでトップチーム登録(2種)中の岩崎亮佑。岩崎は、9分にもバー直撃のはね返りをおさめて得点し、2対0とリードを広げた。立て続けの失点に、ボランチの和田直哉がチームを鼓舞する声を出す。チーム全体の矢印が、ようやくゴールに向き始めた。
13分、左サイドバックの田中一信、から対角にパスが出て、大きな展開が見られた。浦和は、右CKの機会を得る。この好機で、浦和はセカンドボールをしっかりとおさめ、最後は、中村虎太郎が右足を振り、得点に繋げた。
勢いに乗った時の浦和は、良い攻撃が見られる。前線で吉田真信が身体を張って起点になったり、守備ではセンターバックの田中義峯が前で潰して、和田がフォローに入ったり、と良い時間帯が続く。つくづく開始早々の相手の圧力を真正面から受けてしまうところが悔やまれる。
1点差で試合が進むも、41分、横浜FCユースの左CKの流れから失点。一度はGK大槻が反応したが、こぼれ球を福岡湧大に押しこまれ、1対3と再び2点ビハインドとなり、ハーフタイムに入った。
後半は、76分にまたも福岡の得点を許し、1対4。82分に片野大志が1点を返したが、結果は、2対4で敗戦。2勝目をあげることが出来ずにいる。開幕戦から見られる傾向だが、キックオフの笛が鳴った瞬間から、浦和が主導権を握るような展開に持ちこみたいものだ。次節は、トップチーム、レッズレディースと同じ5月11日(日)に、11時から青森山田高校グラウンド(人工芝)で、青森山田高校と対戦する。