(有賀久子)
[ユース]高3年唯一のGK大槻久翔「俺が守るんだという責任と覚悟はあります」
浦和レッズユースの新高校3年生の中で唯一のGK、大槻久翔。
高円宮杯 JFA U-18サッカーフ?レミアリーク?2025 EAST 第3節、埼玉県・昌平高校戦は、前節の柏レイソルU-18に続き、キャプテンマークを巻いてゴールマウスを守った。結果は1対3で敗戦したが、シュートストップでチームを救う場面が多かった。
昌平には、長璃喜や山口豪太といった年代別代表選手が在籍し、GK大槻も意識するところ。「自分はシュートストップがそこまで得意な選手ではないが、試合に出ている以上、このゴールを守らなきゃいけない責任があります。それに埼玉県内でも上手い選手である2人には、絶対に決められたくないという思いでした」と振り返る。長には70分に決められ、チームとしても負けてしまったが、90分を通してみれば、特長を出し、手応えもあった。
この試合、前半はハーフコートゲームになった。阿部勇樹監督は「(要因としては)後ろに少し重たさがあった分、相手の7番(長璃喜)だったり、10番(山口豪太)だったり、サイドに突破力のある選手が気になって、スライドがうまくいかなかった。プレッシャーがかからないから、ボールを動かされて、走らされて、消耗された」と挙げる。後半、最終ラインの田中義峯を、攻撃で1列前でのプレーを意識させることで、前進する起点を作った。その背景には、大槻の足もとが得意という特長が生かされた。
「(自分の特長は)足もとの部分、もしくはチームを鼓舞するところ。(柏U18戦から)キャプテンマークを巻かせてもらって、チームを一番後ろから支えられるので、鼓舞するところであったり、繋ぎの部分で、自分が、後ろからみんなを後押しできると思っていました」と大槻は話す。
「前半、ちょっと後ろに重かったので、後半は4枚気味で、俺が前に入って、3枚に。僕が入れば、よっちゃん(田中義峯)を前に出せるし、そうしたら攻撃に厚みが出るし、というところはチームのオーダーでもあり、自分で意識したところです」と変化させた部分を話した。
失点を重ねた時の鼓舞する声も印象に残った。思えば、昨シーズンの小森春輝(進学先:日本大学)も吉澤匠真(進学先:順天堂大学)も、後ろからの声を大事にし、チームを支えていた。大槻は「僕も怪我をしていた時期があって、一緒に練習する期間は短かったですけど、1個上の2人は、常に自分のお手本です。1学年下にはアレックス(マルコム アレックス恵太)という良いGKがいるし、自分の代は1人なので、負けたくない気持ちであったり、このゴールは俺が守るんだという責任と覚悟はあります。
あす4月26日(土)は、埼玉スタジアム2〇〇2第4グラウンドでフ?レミアEAST・第4節の川崎フロンターレU-18[14時キックオフ]が行われる。大槻は「開幕戦はホームで迎え、流経大柏に負けていますし、チームは1勝2敗で負け越しています。勝って、まずは2勝2敗にして、僕も、また次、チャンスがまわってきて試合に出るのであれば、責任を持って、そのチームの勝利に貢献して、最後、笑顔でピッチを後に出来ればなと思っています」と意気込んだ。
![]() |
2025/04/25
2025/04/25
2025/04/25
2025/04/24
2025/04/24
2025/04/24
2025/04/23
2025/04/23
2025/04/23
2025/04/23