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REDSニュース|鈴木彩艶、失点後もスタジアム全体含めて誰1人、諦めていなかった|レッズプレス!!

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鈴木彩艶、失点後もスタジアム全体含めて誰1人、諦めていなかった

(有賀久子)


鈴木彩艶、失点後もスタジアム全体含めて誰1人、諦めていなかった

10月15日(火)、埼玉スタジアム2〇〇2は青く染まり、FIFAワールドカップ26アジア最終予選(3次予選)オーストラリア代表戦が行われた。今回も浦和レッズからの選手招集はなく、OBでは遠藤航、鈴木彩艶が名を連ね、アウェイのサウジアラビア戦では共に先発出場し、2対0とクリーンシートでの勝利に貢献した。

オーストラリア代表戦には、遠藤が体調不良で欠場。彩艶は先発し、4連勝と4つ目のクリーンシートが期待された。0対0と攻撃面で苦戦を強いられた状態で迎えた後半、試合が動く。58分、右からのクロスに対し、中央で谷口彰悟がクリアするも、ゴールにすいこまれた。彩艶もすぐに反応したが、防げず。オウンゴールで、先制点を献上した。

埼スタの雰囲気は“これで終わりじゃないぞ”と言わんばかりの声援と拍手。さらにオーロラビジョンに伊東純也の姿が映ると、ますますゴールへの期待が高まった。70分には鎌田大地と中村敬斗が同時投入。この交代が結果に繋がった。中村がスピードをもって仕掛け、鋭い折り返しをゴール前に入れると、オーストラリアもオウンゴールとなり、1対1。結果、ドローで第4戦を終えた。11月は、アウェイ2連戦となる。

試合後、彩艶はこう話した。

「無失点というゲームが続いていた中で、先に失点してしまいましたけど、その後の、中でも声を掛けていましたし、試合前にも言っていた通り、失点した後の立ち振る舞いであったりとか、攻撃陣、本当に得点をとれる選手がたくさんいるので、そういったところを信じて複数失点やらせないというところで、守備陣としては取り組んでいたので、それが結果的に繋がって、勝ち点をひろえたところは次に繋がるかなと思います。

(オウンゴールは)予測の部分で、もう少し予測が出来たんじゃないかなと自分でも思いますし、最後、後ろ気味になってしまったので、そこで予測をもって準備していれば、もう少し可能性を広げられたんじゃないかなと思います。(南野)拓実くんとも話をしていて、背後を受けた時に、拓実くんはオフサイドが気になったみたいで、そこで競ることが出来なかったと言っていたんですけど、僕のボール自体も、ああいう風に相手が前がかりになっていた時に、左足でもしっかりと背後に蹴りきるというところ、ボールの質を含めて、そこから乱れてというところだったので、そこは改善していきたいなと思います。

中でも話をしていましたけれど、負けなかったことが、きょうは非常に大きかったと思いますし、3連勝ときていましたけど、簡単じゃないというのは、みんなが分かっているので、きょう、勝ち点1ひろえたというところは大きいですし、次の2連戦、勝利することで、きょうの勝ち点というところは非常に大きいかな、と。次に生かしていきたいと思います。

(試合後にGK陣と話していたが)ゲームの中で、相手のシュート自体はなかったので、そういったところで準備が難しいよねという話をしていたり、であったりとか、ちょっとピッチコンディションがあまりよくなかったので、ゴール前、ペナルティの中。なので、ロングキックを蹴る時も、ワンタッチで蹴る時とかは、当てることを意識して蹴っていた、という情報の共有というのをしていました。

この結果を含めて、簡単じゃないというのはみんなが理解したと思うし、自分自身も、より一層、準備のところでしっかりしなきゃいけないなと思ったので、次に生かしていきたいなと思います。オーストラリアの中盤の部分で、結構、中を締めてきて、そこの堅さというのはあったんですけど、より日本としても、シュートまでいけているシーンもありましたし、クロスまでいけているシーンもあったので、そこは相手の、分析されてきた中でどうしていくかというところは今後の課題かなと思います。

失点した後も本当に割り切って、板倉選手であったり、谷口選手とコミュニケーションはとれていたので、次はやらせないというところは、はっきりとしていたので、そこまで失点がチームに悪い影響を与えるということはなかったですね。攻めているゲーム、攻める時間が多いゲームというのは、こういう、何と言うんですかね、何気ないところで失点してしまう可能性はあるので、そういうところで自分たちが崩れないというところがいかに大事だと思います。今後に繋がると思います。スタジアム全体含めて、誰1人諦めていなかったので、そこは自分たちも得点できる選手がたくさんいるということは、得点できるというのは信じていたので、そういったところで、スタジアム一体となって得点できたのかなと思います」






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