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選手がどれだけ選手が上を目指せるか〜今季初のユースチーム取材を通して

(有賀久子)

選手がどれだけ選手が上を目指せるか〜今季初のユースチーム取材を通して

今シーズン、浦和レッズユースを率いるのは、トップチームOBの平川忠亮監督。チームを引き連れてドイツ遠征を終えたばかりだが、平川監督の姿はレッズランドにあった。

3月23日(土)に開幕した2024Jユースカップ第30回Jリーグユース選手権大会は、主にUー15からUー17の選手が出場の対象となり、それぞれの成長速度に応じた最適な試合機会を提供することを目的としている。

24日(日)に行われた浦和の初戦、FC琉球Uー18戦では、先発のフィールドプレーヤー全員が、ドイツ遠征組を含む高校の新2年生で構成され、GKマルコム アレックス恵太が新1年生となった。ベンチには7名中、5名が新高校1年生となった。

順位決定には、勝ち点が同一の場合、得失点差や総得点数、当該チーム間の対戦成績でも決定しない場合は、Uー15所属選手の出場時間が関わる。



試合後、Jユースカップで指揮を執るユースチームの城定信次コーチは「プリンスリーグとかも、3年生を追い越して、2年生が試合に出て行くぐらいにならないと。競争に打ち勝つことが、プロになる1つの要素でもあるので、どんどんと自分を出していって、アピールして、それを監督が見ている。そういった中で、監督に選ばれるような存在にならなきゃいけないと思っている。私自身も、常にそういう点を大事にしていきたい」と、自発的に高みを目指すことに期待している。

平川忠亮監督はベンチとは反対サイドで、メモをとりながら選手の動きを確認していた。終わってみれば、5対1。ゴール前に迫りながらも、先制点を許した前半については「あそこは気をつけないと」と指摘する。「立ち上がりでやられると、相手にリズムを持っていかれ、試合を難しくする。本当に強いチームにならなければ」と語った。ドイツ遠征組が時差の影響でコンディションが万全ではないとはいえ、そうした環境などを決して言い訳にしない世界で闘い続けた平川監督や城定コーチが口にすると、彼らを1人の選手として接しているのがよく分かる。



今シーズン、ユースチームが目指すこと。早い突破とクロス、クロスも、どこに入っていくかというところ。サイドでのプレーや、ボールを失ったあとの切り替え、ハイプレスに行った時にセンターバックが前で潰しに行くことなど、多岐にわたり、意図的に目指しているという。新しい1年が本格的に進んでいくが、平川監督が「アカデミーは、トップチームと同じユニフォームを着てプレーする。だからこそ、恥ずかしい試合は出来ない」と話せば、城定コーチは「ありがたいし、レッズとしてやるべきこと、勝ち続けるとか、勝ちを追求するというところは、トップと変わらない。そういった点を、選手がどれだけ選手が上を目指せるか。自分自身も追求していきたい」と言う。全員が全員、トップチーム昇格を果たせるわけではないが、この年代で、どれだけ本気になれるかが、彼らの将来に繋がるはずだ。








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