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REDSニュース|宇賀神友弥、「きみのてプロジェクト」で集まった義援金を寄贈|レッズプレス!!

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宇賀神友弥、「きみのてプロジェクト」で集まった義援金を寄贈

7月2日、宇賀神友弥がクラウドファンディングで集めた義援金500万円を寄贈し、立花洋一代表から感謝状が贈られた。

昨年10月に発生した台風19号の影響で「レッズランド」や「彩湖・道満グリーンパーク」が水没。その修繕費用を集めるため、宇賀神ら浦和レッズユース出身のJリーガーが協力し合い、復興支援のための「きみのてプロジェクト」を立ち上げた。また槙野智章や西川周作、柏木陽介、ファブリシオらトップチームの選手らも賛同。スパイクなど返礼品として快く提供していた。

その結果、12月3日から1月31日までに集まった最終金額は「1053万6千円」になったという。

宇賀神は「レッズランドが水没したという話を聞いて、そして当時の写真を見たときに、すごくショックを受けました」とコメント。そして「自分がこのプロジェクトを立ち上げたときに、一番の思いとしては、現状復帰ではなくて、それよりもいいものをもう一度作って欲しい、という思いで始めました」と続けた。

彼の目から見た芝生は、以前よりも素晴らしいものになっているとのことだ。

なお、「きみのてプロジェクト」をはじめとする各方面からの支援もあり、現在のレッズランドは7月1日より、サッカー場・フットサル場の一般貸出や各種スクールを順次再開できるまでに復旧している。


≪宇賀神友弥≫
みなさん、こんにちは。贈呈式にお集まりいただき本当に感謝しています。昨年、台風19号によって、僕の地元である戸田の彩湖・道満グリーンパーク、そして、僕が青春時代を過ごしたこのレッズランドが水没してしまったという話を聞いて、いち早く自分で行動を起こすことによって、何か力になれることがあるんじゃないかということで、クラウドファンディングという形で協力させてもらいました。

もちろんクラウドファンディングというのは、たくさんの人の思いだったり、たくさんの人たちの力のおかげで成り立つ一つのプロジェクトです。僕がやりたいと言いましたが、それに協力してくれるスタッフの方だったり、自分と共にこのレッズランドで青春時代を過ごしたレッズユース出身の選手たちにも声を掛けて、みんながこころよくこのプロジェクトに賛同してくれたということが、一番なのかなと思います。

最初にこのレッズランドが水没したという話を聞いて、そして当時の写真を見たときに、すごくショックを受けました。自分が育ったレッズランドがこのような状態になっていることはなかなか受け入れることができませんでした。自分がこのプロジェクトを立ち上げたときに、一番の思いとしては、現状復帰ではなくて、それよりもいいものをもう一度作って欲しい、という思いで始めました。

そして、今日、災害後初めてレッズランドに来ましたが、自分が思っていた思いのとおり、前のレッズランドよりすばらしい芝生になったんじゃないかなと思います。今も少しずつ日常が戻ってきたんだな、とすごくうれしく思っています。今、新型コロナウイルスという非常に難しい状況の中で、こういう会を開いていただいて、本当に感謝しています。自分はクラウドファンディングという形でお金を集めたというだけで、もっともっと努力した人たちがいると思うので、そういう方たちにもう一度感謝したいと思います。


≪立花洋一代表≫
私は昨年の10月13日の朝、土手の上からレッズランドを見ました。台風通過後のレッズランドの水没の状況を見て、何をやっていいのか、本当に分からない。そんな状況でした。ただ、思ったのは、とにかく一日も早く元に戻したい、そういう気持ちでした。

それから月日は経ちましたが、こうして宇賀神選手のクラウドファンディングを通じたご支援、そこに至るまで、アカデミー出身のいろいろな選手、そして、この復旧にいろいろな形で手伝っていただいたボランティアの方々、そういった方たちの思いが、こうして先ほど宇賀神選手がお話されたように、元に戻ったそれ以上のすばらしいピッチ、施設を昨日から再開をすることができました。感謝してもしきれませんが、我々レッズランドを運営するメンバーは、そのみなさんの気持ちを、ここの施設をこれまで以上にたくさんの方に活用していただいて恩返しをさせていただきたいと思います。

2005年にJリーグ100年構想を具現化したレッズランドですが、今まさにそのスポーツを通じてみなさんを幸せにするために、我々はもう一段の努力をしなければいけないという思いを新たにしております。ここでトレーニングをしているレディース、アカデミーの選手もそういう思いを背負いながら、これからますます活躍をしてもらえると確信しております。改めて、こういった活動の起点を作っていただいた宇賀神選手に感謝をしてもしきれませんけれども、たくさんの思いをお伝えして、お礼のごあいさつとさせていただきたいと思います。



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