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REDSニュース|祝開店『ローストチキン コオロギ 浦和店』[NEWS]|レッズプレス!!

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祝開店『ローストチキン コオロギ 浦和店』[NEWS]

「ありがとうございました!」
ピッチ上とは異なる、柔和な表情を浮かべた興梠慎三が、店を訪れたお客様1人1人に挨拶し、希望があれば、写真撮影やサインなど、出来る限り、ファンやサポーターと触れ合っていた。





きょう3月18日(月)、JR浦和駅の中央改札口・東口やアトレ北口(Suica専用改札口)から徒歩5分ほどの場所に、興梠慎三の家族が経営する『ローストチキン コオロギ 浦和店』が開店した。朝9時、混雑を予想し、予定よりも1時間早くお客様を受け入れる準備をした。





最初のお客様は、午前4時から並んだという。また、午後から転職の面接があるという女性は旦那様の影響で浦和レッズを好きになったそうだ。「慎三選手に会えるとは思いませんでした!パワーをもらいました。あとは(自分自身が)頑張ります!」と面接会場にむけて颯爽と出発した。

興梠は「寒い中、朝早くから並んでくれた方もいて、とてもうれしい気持ち。(このお店の注目が)継続するように、自分もサッカーで結果を残していかなければいけないな、と思った」と気を引き締めた。

その言葉通り、興梠は、きのう17日(日)に大阪で行われた明治安田生命J1リーグ第4節 セレッソ大阪戦で「勝ち点獲得」という結果を残すことができなければ「来なかった」と心に決めていたという。来られなかった、というのが本音のところだろう。

そういう律義なところが彼らしい。C大阪戦では、セットプレーからヘディングシュートを決め、劣勢の中、試合を振り出しに戻した。さらに試合後には、決勝点をあげた杉本健勇が「(C大阪戦のPKのキッカーを)『蹴っていいよ』と言ってくれていた」と興梠とのやり取りを明かしたことで、“さすが、慎三さん!”という声が挙がっていた。


きょうも、朝から店の前に立ったが、本業はサッカー選手であると強調。本業を大事にしているからこそ、ホームタウンである浦和の地に、家族が新たに店を構えるにあたっては、自身も兄と共に、真剣に物件選びから考え、「皆さんの前でも言ったが」と2月のキックオフイベントでの発言を振り返り、「自分はここ(浦和)で引退するという気持ちで、お店を出した。それは一生変わることはないと思うし、レッズで自分のサッカー人生を注ぎたい」とあらためて口にし、選手として、結果を出し続けることを誓った。

『ローストチキン コオロギ』は父・善二郎さんが始め、兄・鉄次郎さんが受け継いでいる。興梠にとっては、子供の頃から慣れ親しんだ味であり、いまや父・善二郎さんにとって、孫にあたる興梠の愛娘も大好きな味だそうだ。

砂町銀座店に次ぐ関東2号店となる浦和店は、東仲町に位置する。近くにはスポーツクラブや、古くからの飲食店やマンションなどの住宅街、さらに高架下を利用した西口へつながる歩行者通路もあり、人通りは良い場所だ。

すでに周囲の店舗には周知され、お店の前には、同じ東口にある選手馴染みの店である『本格中華料理店 王龍』や『鰻 むさし乃』や興梠が度々足を運ぶ西口側にある『酒蔵力』から開店祝いのスタンド花が届いた。もちろん、チームの選手・スタッフ一同からも。そして興梠が個人契約を結ぶナイキジャパンやクラブのパートナー企業である文化シヤッターなどからも届き、店頭は華やいだ。





末長く、浦和の地に『ローストチキン コオロギ』の名前が根付くように、興梠は「(浦和の街に)愛されるようなお店になれば」と願った。『ローストチキン コオロギ』はテイクアウト専門店。店先には3台のロースターが置かれている。子供から大人まで幅広く愛される味である。







営業は、朝10時から売り切れ次第の終了となる。定休日は月曜日。店舗隣やお近くのコインパーキングをご利用の上、お越し下さい。なお、お店が車通りのある道路に面しているため、外観などを写真におさめる際には、車や自転車が通らないことを確認するなど、ご注意を。



(有賀久子)





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