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REDSニュース|代表取締役社長を離れる淵田敬三が任期を振り返る|レッズプレス!!

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代表取締役社長を離れる淵田敬三が任期を振り返る


1月31日(木)、本日をもって代表取締役社長の職を離れる淵田敬三代表が、さいたま市内のホテルで記者会見に臨み、2014年2月1日から今日までの任期を、自身の言葉で述べた。「いろいろな経験をさせて頂いた5年間だった。クラブとしては5年間で、経営的な部分を含めて基盤が出来つつあるかなと思う。2019シーズンは基盤をベースに我々はかなりの補強をしているので、来シーズンにむけて良い状況にあると思っている」と語った。

レッズプレスではまず、「就任から今日まで、浦和レッズの社長として一貫して変えずにいたポリシーは何か?」と尋ねると、淵田代表は「私の仕事はクラブを安定的にできるようにする、基盤づくりのようなところがあると思う。ベースをしっかりとやっていくこと」と語り、大事な場面で淵田代表がよく口にされていた“凡事徹底”という言葉を挙げ、「(この言葉の意味である)“当たり前のことを当たり前にできること”が(自分の中で)一番大事だった。それは選手も同じかもしれないが、そういうことを“みんなでやっていこう”と一貫して言い続けてきた」と振り返った。

就任直後には、リーグ戦でサポーターによるコンコース入場ゲートで差別的と考えられる横断幕が掲出される一件が起こった。けん責処分と無観客試合とするJリーグからの制裁を受け、自身も役員報酬の一部自主返納などの処分を受けた。サポーターには、すべての横断幕やゲートフラッグなどの掲出を禁止すると伝えた一方で、以降、サポーターと繰り返し繰り返し対話を図り、現在に至る。試合会場にあるサポーターの待機場所に足を運ぶ姿や、ゲートのところでサポーターの入場を見守る姿は試合日のよくある光景だった。

あす2月1日(金)からは立花洋一取締役副社長が新代表取締役社長に就任する。立花新代表取締役社長に期待すること、クラブに期待することとして「(立花副社長とは)1年間一緒にやってきた。彼は彼なりのサッカー選手であった見方もあると思うが、サポーターやパートナーとのコミュニケーションやホームタウンとのコミュニケーションなど、一番大事であることはよく分かってくれていると思う。私の仕事は少し落ちていたクラブを、私の任期のところで次に飛躍できるような土台、基盤を作ることが使命だと思っていた。それはできたと思う。今のサッカー界はDAZNマネーなどがあり、大きくなれるチャンス。それをできるようなベースはできている。これからの浦和レッズはそこに向かっていけるだけの力はついている。それを狙っていかないと取り残されてしまう。まさしく今年はチャンスの大事な時。もう一度、アジアのチャンピオンへ。世界一番のクラブを目指していけるようなクラブ、素地はあると思う」と期待した。



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