「REDSインタビュー」は浦和レッズのトップチームやレディースチームを中心に、選手や監督、スタッフ、関係者の話を深掘りし、その言葉を届けるコーナーである。
今回は、特別編。昨シーズンの8月、ベルギー1部リーグのKAAヘントへ完全移籍した伊藤敦樹とオンラインで繋ぎ、戦いの舞台をベルギー1部リーグに移した新天地での日々など、話を聞いた。
プレーオフ熱戦中!伊藤敦樹、毎日が刺激的 KAAヘント完全移籍で感じていることは
KAAヘントはベルギー1部リーグのレギュラーシーズンで6位となり、【プレーオフ1】へ進出。初戦のKRCゲンク戦は0対4と黒星発進となったが、4月13日(日)の第3節で勝利。
この日の伊藤敦樹はベンチスタートも、11分に先発メンバーの1人が接触プレー後、ピッチに立ち続けるも、思い通りにダッシュが出来ない様子。ベンチは敦樹を準備し、18分にFWヒラリオン・グーアに代わって、投入された。
ヘントは序盤より、GKのナイスセービングが光る中、22分、敦樹が攻撃のキッカケを作る。センターサークルのスペースに入り、最終ラインからのパスを呼びこみ、コントロール。素早く右に展開すると、敦樹はオーバーラップ。再び、ボックス付近でボールをもらい、ダイレクトでクロスを入れた。こぼれ球がもう一度、敦樹のもとへ。これもダイレクトでボールを入れると、混戦からノア・ファディガがこぼれ球を押しこんで、先制に成功。結果、この得点が決勝点となり、1対0で勝利。タイムアップの笛が鳴った瞬間、敦樹は両手でガッツポーズを見せた。
初戦を終えた翌日の3月31日(月)現地時間の16時頃、自宅で過ごす伊藤敦樹とオンラインで繋ぎ、話を聞いた。
RP:試合の翌日は、どんなスケジュールで過ごしているのですか?
敦樹:10時過ぎにクラブハウスに集合して、試合に出た組はリカバリーで、試合に出ていない組は練習して、という感じですね。で、あしたがオフになります。そこは、そんなに変わりはないですね。
RP:プレーオフ1の初戦を経験しました。プレーオフ1になると、戦い方は変わるのですか?
敦樹:戦い方そのものが変わったわけではないですけど、雰囲気だったり、試合にむけた、みんなのモチベーションというか、それは、選手だけじゃなくて、スタッフであったり、チームに関わっている方々、サポーターを含めての熱量は、レギュラーシーズンのリーグ戦よりも上がっているな、というのをとても感じました。
RP:プレーオフ1で戦うんだ、というチームとしての士気の高まりを感じたのですね。
敦樹:ゲント(KAAヘント)としても、まず、プレーオフ1への出場を決められたことに対して、すごく喜んでいました。そして、プレーオフ1で勝つために、みんなで準備してきた中での初戦で、結果は伴わなかったですけど、プレーオフ1の重要さは十分に感じています。
RP:移籍からここまでを振り返りたいと思います。加入のタイミングは、シーズンの開幕直後でした。最初は・・・・・・