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REDSインタビュー

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2016年レッズプレスMVP阿部勇樹インタビュー

「REDSインタビュー」は、浦和レッズの選手や監督、スタッフ、関係者などへのインタビューを掲載するコーナーです。今回は、有賀久子記者による阿部勇樹選手インタビューを掲載します。


結果で全て変わってくる。結果を出すことによって過去のモヤモヤは少しずつ薄れていく

RP:明治安田生命Jリーグチャンピオンシップ(CS)決勝から10日ほどがたちました。阿部勇樹選手の気持ちは、もう2017シーズンへ向かっていますか?

阿部:いや、まだ……ですね。正確には、両方ですね。2016シーズンを振り返っている段階でありつつ、2017シーズンをこれから、どのように戦っていこうかと考えているので。整理を付けたかどうかと聞かれると、気持ちは半々かな?


RP:J1リーグ戦全34試合を戦い、チームが目標に掲げていた年間勝点1位で終えた2016シーズンでした。

阿部:ここ数年戦ってきた中でも、今季はチームとして「悪くはない」、良いシーズンの部類に入るのではないかなと思います。もちろん最後にタイトルを取ることができなかったので、「悪くはない」という表現になってしまうのですが。

まず2015シーズンも年間勝点1位を目標に戦った中で、その座に就くことができず、今季も引き続き年間勝点1位を取りたいと思って戦ってきました。昨季からJリーグはCSで(Jリーグ王者を決める)という形式の下で戦い、そのCSに年間勝点1位であれば決勝から戦えるというルールもありましたが、そのことを抜きにしても、僕らは年間勝点1位を獲得して、自分たちが1年間戦ってきたものを多くの方に見せたい、示したいと思って戦ってきました。

RP:1-0の完封勝利が多かったなど、試合内容から成長を感じます。

阿部:今季は我慢できるシーンが増えたと思います。もちろん、うまく行かないことが何試合か続いた時期もありましたが、多くの場面では我慢して戦ってこられたのかなと思っています。

RP:選手層の厚さなど、チーム全体に底上げもありました。

阿部:多くの選手の活躍がなければ、ここまでの成績にはならなかったと思います。(年間勝点1位は)チーム全員で戦ってきた証明になります。本当は、確実な証明をつかむためにも、最後にCSで勝って優勝を決めて……。そうすれば、さらに自信を持って「チーム全員で戦った証しだ」と言えたと思いますが、それが最後に悔しい思いに変わってしまったので、その分、なかなか言えない部分もありますね。




RP:リーグ戦がマラソンだとすれば、CSは短距離走。

阿部:短期決戦だし、一発勝負の要素もありました。でも今季、僕らは1戦1勝の気持ちで公式戦に臨んできたので、そこまでの違いはないのかな? と思っています。僕ら浦和レッズは、毎試合毎試合、常に結果を出さなければいけないクラブだと思っています。毎試合毎試合、結果を出さなければいけないから、(心構えは)シーズンと変わらないですね。その戦い方の違いで負けたわけではないかと。

RP:「勝負強さ」があるとするならば、鹿島アントラーズの「勝負強さ」はどこにあったと感じますか?
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