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ハートビートレッズ×PRESS

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仲間を見守る主将・阿部勇樹

FM NACK5で毎週月曜日〜木曜日6:00〜9:00『Good Luck! Morning!』のコーナーで、浦和レッズのちょっといい話をお届けしている「ハートビートレッズ」(8:26頃放送)。今週放送した中から、厳選した1本をレッズプレスにて掲載します。





北海道コンサドーレ札幌戦。前半の途中で、槙野智章が退場し、巻き返しを図った後半開始早々には途中出場の那須大亮が負傷退場。浦和は2人少ない、9人での戦いとなりました。それでもピッチに残った選手は必死に戦い続けましたが、2対0で敗れました。

90分間走り続けた関根貴大は、試合終了直後、ピッチに座り込み、肩をがっくりと落としていました。その関根に声をかけたのが、キャプテンの阿部勇樹です。阿部は、関根の肩をポンポンとたたきながら、抱き起こし、整列をうながしたのでした。

阿部自身も、悔しい気持ちで一杯だったでしょう。しかし、“まずはチームメイトを”という気持ちだったはずです。そんな阿部の気持ちは、普段の練習の中にもあります。

全体練習の始まりはランニングから行われますが、その時、阿部は一番後ろを走っています。それは、チームメイトの様子を見るためです。元気がなさそうな選手、調子の悪そうな選手に声をかけ、話を聞くなど、気を配っています。

キャプテンにも、声やプレーで引っ張るタイプがいます。阿部の場合は、何か発言するタイプではありませんが、普段の何気ない気配りからまとめていく、そういうキャプテンなのかもしれません。

さいたまダービーにむけて、堀孝史監督のもと、トレーニングが始まります。

きょうも、阿部勇樹は一番後ろから、チームメイトを見つめます。

2017年8月1日放送(佐藤亮太)

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