（有賀久子）
［OB情報］クリアソン新宿で引退を表明したGK岩舘直、献血を実施〜地域活動・新宿東口献血ルーム4周年イベントを共同実施
12月17日(水)、浦和レッズOBで、11月に今シーズン限りで選手生活から退くことを発表したクリアソン新宿のGK岩舘直は、チームメートと共に、新宿東口献血ルーム［T&T ?（サード）ビル5階］を訪れていた。
この日、クリアソン新宿は、新宿東口献血ルームのリニューアルオープン4周年を記念したキャンペーンの一環としてイベントを共同実施。地上で献血ルームのスタッフと共に献血の呼びかけを行ったり、コラボグッズが当たる抽選会のサポートに入ったり、中でも岩舘は、MF前澤甲気と2人で、実際に【全血献血（400mL）】に臨んだ。
これまで新宿東口献血ルームとクリアソン新宿では、数度、共同イベントを実施してきたが、その中で選手による献血は無かった。
岩舘自身も、これが初めての献血だという。
血圧・脈拍測定やヘモグロビン濃度測定などの手順を踏んだあと、ベッドに横になり、採血となった。所要時間は個人差があると言うが、岩舘の場合、十分に水分を補給しながら、採血開始から10分とかからずに終えた。
岩舘は「（献血は）初めての経験で、（採血前は）結構ビビっていたというか、400mLの血を抜いた後の体の反応はどうなるんだろうと思っていたんですが。今、やってみて、ケロッとしている自分がいます。自分の血が、誰かの役に立つ。最近で言うと、大きな自然災害が多く、そういう時に少しでも役立てば良いな、と。少しでも貢献出来て良かったなという思いがあります」と話した。
今回、献血を終えた方を対象に、新宿東口献血ルームとクリアソン新宿のコラボグッズが当たる抽選会が行われた。献血キャラクター『けんけつちゃん』とクリアソン新宿のマスコット、新宿で生まれ育った招き猫 『くりあにゃん』のコラボグッズ。くじを引いて、1等から3等のいずれかが当たる。
イベントの告知を見て駆けつけたクリアソン新宿サポーターもいたが、偶然居合わせた方にクリアソン新宿を知ってもらおうと、新宿東口献血ルーム側もクラブのPRに協力し、両者の、日頃からの地域密着度を感じる場面だった。
ここ新宿東口献血ルームの第一印象は、とても清潔感あふれる、穏やかな雰囲気だ。国内最大級の規模と聞いていたが、広さだけではなく、木目調の装飾であったり、待合エリアの1人1人の距離感などがそう感じさせるのだろう。それでいてデジタルサイネージを用いた呼び出し案内があり、大きな文字で表示され、見やすい。
クリアソン新宿のサポーターであり、日頃から新宿東口献血ルームで献血を受けていると話す女性も、こうした空間が心地良いと笑顔を見せていた。
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