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[WE/レッズレディース]3対1でレッズレディースジュニアユースが勝利!スマイルマッチ〜さいたまダービー〜

(有賀久子)



[WE/レッズレディース]3対1でレッズレディースジュニアユースが勝利!スマイルマッチ〜さいたまダービー〜

9月28日(日)のさいたまダービーでは、開場直後の13時40分頃から、メインピッチで『スマイルマッチ presented by 三菱重工』が行われた。対戦カードは、三菱重工浦和レッズレディースジュニアユースとRB大宮アルディージャWOMEN U15。

もう1つのさいたまダービーとして、ウォーミングアップから気合いが入る選手たち。大きな声がよく出ていた。両チームは、ディアラちゃんとのハイタッチで元気良く送り出され、トップチームと同じようにピッチに入場。そして記念撮影の後、20分ハーフのゲームが始まった。

前半、大宮のループシュートが決まって先制点を奪われたが、15分に由利桃子がライン際のボールを押しこんで同点にし、勝負は後半へ。33分、石原菊が力強いシュートを放ち、待望の逆転弾。攻撃の組み立て方を含めて、チーム力を感じる攻撃に、サポーターから大きな拍手が送られた。36分には、浅野伶央がダメ押しとなる3点目を決めた。この場面も、流れるような展開。3対1になったところで控えていたGKも出場し、総力戦で、さいたまダービーに挑み、見事、3対1で勝利した。

キックオフから、だんだんとスタンドがサポーターで埋まっていく。合わせて、応援の声のボリュームも上がっていく。選手たちにとって、この声が、どれほど心地良いものであったか。緊張感も高まったことだろう。

丸山大輔本部長は「強度の高い試合で、両チームにとって良い経験になったと思います」と試合を振り返り、「こうした機会があることで、たとえば、きょうの結果であれば、RB大宮アルディージャWOMEN U15の選手の皆さんが、レッズレディースには負けられないと一層思ったかもしれない。そうやって互いに刺激し合って高めていくことを望んでいます」と期待を寄せた。

結果と共に、とても見応えのあるさいたまダービーになった。

アンカーでプレーする平川陽菜は、試合前に場内に紹介されたメッセージの中で「ジュニアユースの頃から、このクラブのエンブレムを胸にプレーしてきました。ダービーの特別さはずっと感じていて、いつも楽しみにしています。さいたまの誇りをかけたダービー。クラブの思いと歴史、皆さんの期待を背負って全力でプレーします!」と伝えていた。

大宮の歴史は始まったばかりだ。これから先、公式戦の舞台で対戦する機会もあると思うが、よりサポーターの注目が集まる場での機会を継続して頂き、両者の歴史を、長く長く築いていきたいものだ。

この『スマイルマッチ』は、三菱重工浦和レッズレディースが、女子サッカー競技者の継続を促すことを目的に、埼玉県内の女子小学生、中学生のサッカー競技者による20分ハーフのゲームを実施している。

今回は、もう1つのさいたまダービーとなったが、過去には、熊谷リリーズカサブランカとFCスペラールtoda U15の一戦など、ゲーム機会を提供する側に徹することもある。

クラブが、こうした機会を作ることの意義について、丸山本部長は「地域で活動するプロサッカークラブとして、その中でレッズレディースの役割としては、大きいところでは、地域の女子サッカーの、競技人口を増やすなどの裾野を広げるキッカケ作りとか、シンプルにサッカーを好きになってくれる人、サッカーをやってくれる子供たちを増やすことを担う部分が大きいと思うんです。こうしたホームゲーム開催日に、女子サッカーファミリーの子供たちにゲームの機会を提供するのは大事なことだと思っています。地元から良い選手がどんどんと出てくる環境になってくれると良いなと思っています」と語った。

小学校から中学校へ進学するタイミングで女子サッカー競技人口が減少するのは、埼玉県に限らず、女子サッカー界にとっての大きな懸念点である。生き生きとプレーする子供たちの姿が、全国各地で増えることを願うばかりだ。

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